サブスクリプションという新たなサービスへ。

サブスクリプションという新たなサービスへ。
執筆者イラスト
基さん

今話題になっている「サブスクリプション」。どこかで聞いたことはある、どんなものなのかも何となく知っている。では、もっともっと詳しくその仕組みと魅力に迫ってみよう。

「サブスクリプション」という言葉が随分と浸透してきたようだ。

2015年を「サブスクリプション元年」とされ、定額制の音楽・動画が相次ぎ登場し、Iotやデジタルトランスフォーメーション1)ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるがキーワードとなり、その収益モデルが主に、サブスクリプションであることから、認知度は高まった。

しかし、多くの方が知る「サブスクリプション」サービスというものは、「月額課金」「定額サービス」とほぼ同様の意味で把握しているのではないだろうか?

月額課金サービス、定額制プランなどはずいぶん前から採用されている事は知っての通りで、決定的な目新しさや革新さはどもにも見当たらない。

国内でのサブスクリプションモデルを「課金形態の変更」と呼ばれているのにたいし、欧米企業では、「ビジネスモデル変格」と捉えているようです。

なぜ今、サブスクリプションなのか?

「定額課金型サービス」とは、例えば雑誌の「予約購読」「年間購読」、それに一番近しく馴染みのあるサービスは「新聞購読」。

新聞は1ヶ月や半年、1年と言った単位で料金を払う事で毎日最新の記事を読める、まさに定額制サービス。

実は、これら雑誌や新聞の定期購読、最近では「アマゾンプライム」や「ネットフリックス」と定額課金型のサービスも多く出ていまいるが、これらも「サブスクリプションサービス」であることはまちがいではありません。

しかし、これらは「課金形態」の仕組みでありそれ以上でもそれ以下でもない。わかりずらい解釈だが、顧客に焦点を合わせて多くの定額サービスを実施しているが、それは製品中心の発想にとって都合のいい顧客に向けての手段であり、あるがままの顧客を正しく理解した上でのサービスではない。という事です。

「所有から利用」へ、顧客の志向の変化

「車を買っても週末しか乗らないなら、買わずにレンタカーやカーシェアを利用する。保険や車検といった煩わしい手続きからも解放されるから一石二鳥」

 こう考える消費者が若者を中心に増えているのは事実。そして今、車だけではなく、家電や洋服などあらゆる消費に、その考え方が広がってきているようだ。

消費者は、好きな時に好きな場所で、必要な情報や製品・サービスが、状況に応じて、必要な時に提供される

物理的な製品ではなく、指先で操作出来るメディアにより即座に実現し、且つ、継続的に利用出来るサービスを期待している。

先行き不透明な経済状況に直面した今、購入に関する初期投資の大きい「所有」から、「サービス利用」へと意識が変化しているため、 「必要なときだけ使える」という価値、つまり、モノを手に入れる価値よりも、必要なときに無駄なく、 状況に応じて即座にプランを変更できる柔軟な継続的サービスを利用できる新たなビジネスモデルの改革が必要なのだ。

ただでさえ人口減で物が売れない時代に、消費者の「所有」する欲が減退している昨今、いよいよ消費者に合わせた「顧客の時代」へと変わらなければ生き残れなくなってきたといえる。

そんな危機感を抱く中、多くの企業が注目したのが、月額定額制などで継続的に課金し、商品やサービスを利用してもらうサブスクリプション型のビジネスモデルだった。

サブスクリプションと定額課金の違い


サブスクリプションが単なる定額課金ではないことを理解する必要がある。

600万円の商品を、1年間で回収するために、12で割った50万円を月々請求する。これが単純な月額の定額課金だ。企業は決まった日に請求書を顧客に送り付けるだけでよい。

しかし、これでは単なる割賦販売と変わらない。それに、「所有から利用へ」と志向が変わった消費者に合っていないといえる。


サブスクリプション は常に高い顧客満足度を実現するために、継続的にさまざまな施策に特徴がある。中でも、料金プランを柔軟に変更できることは、継続的なサービスを利用するものにとって、そのハードルを下げてくれる

複数の料金プランを用意し、加えて「休止プラン」が用意されていると、長期の出張でサービスをしばらく使わない、といった顧客対応も可能になる。

執筆者イラスト
基さん

今回はここまでです。「Iot」、「5G」など、これからの世の中に出現する社会の変貌に即した「サブクリプション」は、間違いなく私達の見字中モノになるだろう。これより、何回かに分けて、「サブクリプション」の秘密を紐解いてみようと思います。

References   [ + ]

1. ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる