Webサイトの「内部リンク」を最適化するモデルについて

Webサイトの「内部リンク」を最適化するモデルについて

サイト内(ドメイン内)のページ同士をつなぐ「内部リンク」。

内部リンクは、他のサイトから貼られる外部リンクとは異なり、自ら完全にコントロールできるがゆえ結局どういった構築が最適なのでしょうか?

検索結果のランキングのシグナルの一つとして大きく影響することも考慮して最適なリンク構築の設置を心がけるべきです。

内部リンクの貼り方に関する情報に関しては今まで様々な事が言われてきたが、最適な本数都かに捉われず、利便性を着眼した構築を心がけることは今でも変わらず重要なことです。

例えば、リンク元ページのコンテンツとリンク先ページのコンテンツ内容の関連性を重視する必要があります。

なぜなら、ユーザーは前後の文章内容やページのテーマをもとに内部リンクをクリックするので、それらに関連する詳細な情報をリンク先に求めてる可能性が高いからです。

このように、訪問者の回遊を配慮し、ページ間を快適に移動するためのナビゲーションであることを幹とするが、内部リンクがもたらす役目はこれだけではありません。

今回は、内部リンクの最適な構造について紐解いてみました。少し話の内容がややこしいかもしれませんが、押さえておくべきポイントです。

本文中からの内部リンクが最も効果的な理由

内部リンクを適所に設けるその意義は、訪問者にとってのユーザビリティに繋がる導き手となることは然り、サイト運営者の側にとっても、見てもらいたい、読んで頂きたいおすすめのページへの誘導の伝手としての役目を担う。

内部リンクを辿り、ページ間を行き来して頂くことで回遊率が高まり、結果的に検索エンジンの評価を上げる要因になるとされるからだ。

さて、重要とするページ、読んでいただきたいページに内部リンクを施しても、クリック(タップ)してもらわなければハイパーリンクとしての機能は発揮されません。

では、内部リンクの設置場所に観点をおいて、以下の4つの設置パターンから考察してみます。

  • グローバルメニューのリンク
  • 本文中のリンク
  • サイドカラムのリンク
  • フッターメニューのリンク

これらの4パターンの内部リンクの中で最もクリック率が高いとされるのは「本文中のリンク」だ。その理由を3つ挙げてみよう。

理由その一。コンテンツページに訪問されたユーザーは、まぎれもなくページ内の記事内容が読みたくて訪れます。

ページを開いてすぐにグローバルメニューのプロフィールページを開いたり、サイト下部に設置した関連記事へとジャンプすることは通常ないとされます。

つまり、真っ先に読まれる本文中に設けた内部リンクのクリック率は必然と高くなる。

理由その二。例えば、本文記事内に「(仮に)CMS」という知らない言葉に出くわしたとします。「CMS」の意味を知らない読み手は、その意味を知りたいという人間に備わった潜在学習効果という心理が生じる。

そこで「CMS」がリンクになっていてリンク先にCMSについての説明が書かれたページが表示されるとあれば、 少なからずクリックされる可能性は高くなる。

素早い情報の補完効果を生かせる事がネットの醍醐味であり、読みたい、理解したい本文記事内だからこそ活かせる特権だ。

そして3つ目の理由。ページ下部に設置した「おすすめの関連ページ」「こちらの記事も読まれています」「最新記事一覧」といったサムネイル画像付きの内部リンクがあります。

一覧で目視しやすく関連したおすすめのページ誘導策として非常に有効です。設置されることをおすすめします。

ただ、クリックしてもらうためには、まず本文記事を読んで他のページも見てみたいと思ってもらわないとなかなかクリックされない。

また、一覧表示になっているので、選択数が多く、クリックするページはユーザーに委ねられ、重要としているページへと誘導できる可能性は低くなる。

一方、記事内に設置した内部リンクは、単独で設置してあり、読み手に対して価値ある関連ページであることをよりアピールできる。

このように、クリック率が高いといえる本文記事内の内部リンクが、重要とするページへの誘導に最適であることが少しは解釈できたのではないでしょうか。

そしてさらに、グローバルナビやフッターナビのリンクと比較した場合、本文記事内のリンクがユーザーにとって「利便性の高い価値あるリンク」であるならば、そこには検索順位決定となるシグナルの要素が絡んでいるのを説明しなくてはいけない。

リンク先の評価を押し上げる内部リンクモデル

ページ上に多数存在するリンク(内部・外部)を其々どのようなアルゴリズムに基づいて評価しているのか?

複数あるページ内のリンクの中でも外部サイトに向けた発リンク(アウトバウンドリンク)は関与せず、 サイト内の内部リンクの価値(ページランク)の引き渡し(リンクジュース)はコントロールできる。

それでは、「本文中の記事内に設置した内部リンクがそのページ先の評価を上げる」という結論に至るその仕組みについてできる限りわかりやすく説明してみます。

ページ内に設けた内部リンクは、そのページの価値(ページランク)をページ先に引き渡す(リンクジュース)仕組みになっています。

内部リンクが複数本ある場合、無作為にネットサーフィンをする閲覧者の行動を基に、リンクが設置されている場所によってリンクジュースが流れる量を変えずに、全てのリンクに「平等にページランクを引き渡す」ことを従来までは基準としていた。

この仕組みを、「ランダムサーファー・モデル」といいます。

例えば、ページ内のリンクの数が10本あるとします。そのページのリンクジュースの量が仮に100ある場合、各リンクごとに10つづ均等に引き渡される。

別の例えで説明すると、大人が1000円持っていて、それを5人の子供に200円つづ均等に分け与えるというイメージ。

しかし、この「ランダムサーファー・モデル」には、問題点がある。

通常、ページ内のリンクは、目的なしにネットサーフィンするわけではなく、興味のある事柄について書いてあるページ、より関連性のあるページにジャンプするなど、無作為に行動しているわけではないと考えられる。

つまり、ページ内のリンクにもリンク先と関連性のあるリンクと関連性の低いリンクがある。関連性のあるリンクとは、例えば「本文中のリンク」はその代表格といえる。

一方、関連性の低いリンクとは例えば、フッターナビに見かける「相互リンク」や「リンク集」など。この双方のリンクに同じだけの評価を下されるのはおかしい、同じだけのページランクを引き渡すのは理にかなっていない。

同じ記事内であっても高評価を受けるリンクと、評価の低いリンクがあるということです。

そこで、関連性が高くクリックされやすいページにはたくさんのページランクを渡し、関連性が高くてもクリックされないであろう位置に貼られているリンクには少量のページランクしか渡さない。

リンクの重要度によりリンクジュースの配分が異なる仕組みを、「リーズナブルサーファー・モデル」といいます。

要は、クリック率の高い価値のある内部リンクは、多くのリンクジュースを引き渡すということは、「重要とするページの評価が上がる」ということです。

出来るだけ簡潔にまとめてみよう。

クリック率の高い本文記事内に設けた関連性のある内部リンクは、その重要とするページ先の価値が上がり、検索順位を上げるシグナルとなる。

本文記事内の内部リンクはクリック率が高い
  ↓
クリック率の高い内部リンクは「リーズナブルサーファーモデル」を構築する
  ↓
「リーズナブルサーファーモデル」によりリンク元に多くのリンクジュースを引き渡す
  ↓
リンク先のページ評価が上がり検索結果上昇のシグナルへとつながる

1ページに設置する発リンクの数は100本までするべきか?

「発リンク」は、サイト内(ドメイン内)のページ同士をつなぐ内部リンクと、別サイト(異なるドメイン)へ発するリンクも含まれます。

結論からいうと、100本以上の発リンクは問題ない。

度が過ぎた過剰な本数でないかぎり、スパム行為と判断を下されることもまずないといえます。

ページ内に設置する内部リンクには、グローバルナビ、パンくずリスト、本文テキスト、画像リンク、フッターナビ、サイドカラムのメニューなど、多くの本数を必要とする。

特に、長文を要する内容であったり、誘導すべき関連ページが多くなると内部リンクの数が増すのは致し方がない。

そういった事情があるにもかかわらず、かつては、1ページ内に設置する発リンクの数は100本以内までにしないとペナルティの対象になるとされていた。

だが、100本までという基準に対してはあくまで「誤解」だ。なぜ「100本まで」という基準値が設定されていたのか?

その理由は、かつての「巡回ロボット(クローラー)が処理できる限界値が100本までだったから」という事情があったからです。

巡回ロボットの進化がすすんだ今では、100本以上のクロールも可能となったとされる。

かつての巡回ロボットとインデックスのシステムは、100KBを超えたところから先はインデックスされず、101KBで切り捨てるようになっていた。

そこで、1本のリンクが1KBだっとして、それなら1つのページで100本のリンクならちょうどいいだろうと考えた。

こういった理由で1つのページのリンクは100以内に収めるようにと技術的ガイドラインで推奨していたからです。

実際、昔のグーグルの技術的ガイドラインには、1つのページのリンクは100以内に収めるよう記載されてたが、今の記載内容は、「妥当な数に抑える」と改訂されている。

どうやら情報の食い違いがどこかで生じ、1ページに102本とかの発リンクは、「スパム行為」だと勝手に判断し、手動ペナルティを受けるものだと思い込んでしまっていたようだ。

ただし、1ページに1000本も2000本もの内部リンクの設置は良くないことはいうまでもない。

クローラーにも限界というものは必ずあるし、ユーザーにとっても利便性が高いとは到底いえない。ページ内の発リンクは数ではなく、ユーザーの回遊しやすい必要な場所に必要な数だけ設置することを第一とする。

尚、ページ上に同じページへの内部リンクが複数本でも問題ないか?という疑問に関しては、全く問題ありません。

また、始めに到達した1つ目の発リンクだけを辿り、2つ目の同一発リンクは無視するといった情報も耳にしますが、まずそんなことはありえないといえます。

というのも、「ユーザーにクリックされやすく、価値があると判断される発リンクの設置」について分かればすぐに理解できると思う。

繰り返しになるが、ユーザーの回遊しやすい必要な場所に必要な数だけ設置することを第一としよう。