じっくり、ゆっくり文章を読んで頂くための、ちょっとした方法

予期せぬ場所に「飛ぶ」のである。
勝手に別の場所にポンポン飛んじゃうんです。
「飛ぶ」なんてことは普通に「ザラ」で、たまに、勝手に「保存せずに閉じる」現象が起きたりもしやがる。
あなたもありますか?
こんな「飛ぶ」現象が。
冒頭からいきなり「なに言ってんだコイツ?」ってなりましたか?なりますよね。
ここまでの文章を打ち込むのにも(約150文字)、何度も何度も、打ち直しているんです。
キーボードに文字を入力していると、勝手に、
“ カーソルが別の場所に飛ぶんです ”
特に「T」の文字を入力すると、2回に1回は、別の場所にカーソルが勝手に移動して、気づくと、全然違う場所に文字入力しているのである。
この「カーソルが別の場所に勝手に飛んでしまう」という現象に対するイラつきを、初めにぶつけます。ぶつけさせていただきます。
飛んで火に入る夏の僕
「おtぶんです。ttいうも。」
どうです?何書いてるかわからないでしょ?
カーソルが勝手に別のところに移動して、そのまま入力すると、こうなるのです。
「飛ぶんです。いっつも。」って入力したかったんです。
他にも例えば、こんなふうに。
「回転寿司の「たいの鯛」にいってみたい。」という、文章を一括で、ふつうに入力してみます。
「いっあてみtい。という、文章をふつみます。うに入力しt手か出石のtあいのいたに」
こうなります。なにを書いてんのか全然わからないでしょ。謎解きでもないのに、何かの暗号的な仕掛けを解読しろってみたいになってるでしょ。
実は、このおかしな文章になってしまうのは、キーボードの「T」キーにあるのです。「T」キーを押すと、あらゆる場所にカーソルが移動するのである。
よく見ると、ところどころに「t」というローマ字が見受けられるのですが、これは例えば、「たのしい」と入力したいのに、「あtのしい」ってなる。
「た」を入力したいのに、キーボードの「T」を押すと、「t」だけで入力が完了してしまい、そんでもって、カーソルは「t」の前に移動する。
すると、「た(ta)」を打ち込みたいのに、「あt」ってなりやがるんだよ。
今入力をしている時も、あらゆるところに瞬間移動しまくってます。
こんな現象に遭遇した方いますか?
カーソルぶっ飛び現象(とでも名付けておきます)に悩まされたことはあります?
あるなら分かるでしょ?
文字入力していると、「ブチ切れそうになる」よね。「とんでんじゃねー!」って激憤しません?
大人げない。大人げないとわかっていても、ほら、また飛んだ。正確にいうと、飛ぶのではなく、はたまた跳んでいるわけでもなくて、移動しているわけでもない。
なんていうか、テレポーテーション?
瞬間移動てtやうt。あ、まちがえた。瞬間移動ってやつ。
カーソルが飛ぶキーは、「T」だけでなく、ここ最近は、「Y」でもちょくちょくとなってしまいます。(もうすこしだけカーソルぶっ飛び現象の怒りについて書かせてもらいます)「TのみならずY、おめーもかぁ!」って、一人でキーボードに(声はだしてはいないが)「オラァ!」って怒りをぶつけてます。
飛んでるのはカーソルでではなく、僕のおつむも飛んでいる。
カーソルが移動するだけならまだいいのですが(全然よくないけど)、たまに「閉じる」ことがあるんです。
メモ帳なり、ワードなりを終了させるときって普通「保存しますか?」ってきいてくるじゃない?
ところがだ、誰も閉じていいなんていってないのに、断りもなく勝手の強制終了する。しやがるんです。パッと消える花火のように。
わかります?もし、かなり書き終わった文章を、途中で「保存」していなかったらどうなるか?
もちろん調べましたよ。すると、僕と同じ現象に遭遇している方は意外と多いようで、その先駆者達の解決法が記されていました。
「マウスパッドを無効化にする」というもの。キーボード入力しているときに、気づかずにマウスパッドに触れているのが原因だというものらしい。
なるほど、よし、早速、マウスを無効にしょう。実はこの、カーソルぶっ飛び現象はずっと以前から発生していて、長きにわたる悩みだったんです。
期待に胸を膨らませ、高鳴る鼓動を押さえながら、僕は、マウスを無効化にした。するとどうでしょう。
さんざん悩み倒し続けたこのカーソル跳び現象が、驚くことに、何一つとして、“ 解決しません ” でした。
むしろ、ヒュンヒュンヒュンって以前にも増して飛ぶようになった気がするぞ!「もう飛ばない」と信じきった僕は、ポンポンとキーボード入力を柔軟にタイピングしてしまったせいか、カーソル跳び頻度と速度、飛び散るエリアは遠距離に。
おそらくキーボードの立場からしてみると、「おれはマウスパッドに勝った、敵はいない、もう俺のやりたい放題だ。」とでも思っているのか。
負けたのは、どうやらマウスパッドではなかった。僕は、キーボードのカーソルぶっ飛び現象との熾烈な戦いに負けた・・・
ここから「いいわけ」が始まります。
ごめんなさいね。ちょっと、くだらない話がすぎました。
パソコン入力で打ち込む文章の誤字脱字って、誰にでもあると思うんですが、ほぼ、タイプミスとか変換ミスとかじゃない?
だから、タイプミスしないように気を付ける事が前提で、キーボードの「T」キーを押せば、ローマ字入力なら「t」って入力されるのが当たり前。だから、「た」を入力したい時は、「T」と「A」のキーを打ち込めば「た」と入力されることが大前提なの。「あt」ってなったら、それは裏切りとしかいいようがない。
いっておきますが、僕の文章の「誤字脱字がおそろしく多い」のは、このカーソルぶっ飛び現象が原因なんです。とはいいません。
いいませんが、なにせ「Tで飛ぶんだよ。テレポーテーションしやがるんです。」とだけは、どーしても言いたかった。
だからね、もし誤字脱字をめっけたら、「あぁ、また“ T ”で飛んだんだな・・」とか、「ん? どうやらここは “ Y ”でお飛びになられたんだな」って解釈して頂くと、うれしかったりします。
わかってます。わかってますって。
ちゃんと推敲(書き終わった後の見直し)をしろってことでしょ。そんでもって、ノートパソコン(僕はノートパソコン1台しかもってません)の修理をするか、外付けのキーボードを別途で購入するとかしろってことだよね。
正解!そのとーりでございます。
誤字脱字がないか、アップする前に、ちゃんと見直しをする事は大切。
これからは、ちゃんと、見直しをするつもりではいますが、もしかすると、誤字してるかもしれません。
ついでと言ってはなんですが、できればサーッっと流し読みしてくれません?
多少は、誤字脱字していることに気付かずごまかせそうな気がするんで。速読とまではいかなくて、サーッと、パーッと、流してもらえればOKです。
ようやくです。「本題」に入ります。
文章は、誰だって読んでもらいたい。よね。
先ほど、「サーッっと流し読みしてください」なんて勝手な事をいってしまいましたが、そもそも読んでもらえること自体、ありがたいこと。
もし、ここまで読んで頂いた方には、ホントに感謝しています。
そんな方のためにも、冒頭の「カーソル飛び現象」というどーでもいい話で終わっては失礼極まりないと存じます。
なので、今回は、「じっくり読んでもらえるためのちょっとしたテクニック」をお教えしましょう。
カンタンです。すぐにでもできます。ただし、やりすぎると失敗するかもしれません。
誤字脱字ばっかりしている僕が、ゆっくりじっくり読んで下さい、っていうのはおかしな話ですが、まぁ聞いてください。
文章を読むスピードってあるじゃない。ササーッと早く読む人もいれば、じっくり読まれる方もいて、人によりけりです。
文章を書く側にとって、「ここはしっかり読んでもらいたい」という部分がありまして、ササーッっと流し読みしないで、ゆっくり読んで頂きたいところってあったりします。
そんなとき、どうしますか?
太字にしたり、文字を大きくしたり、囲んでみたりとか、 “ 目立たせる ” 方法が定番かもしれません。
ですが、目立たせる方法は、ココが重要です。という時には有効ですが、ササーッっと流し読みしないで、ゆっくり読んでもらうことはできません。
むしろ、ササーッっと流し読みする人は、目立たせたとこしか読まれないかもしれません。
これからお教えする方法は、目立たせる方法ではありません。
「ココは、“ ゆっくり ”読んでほしい。」適当に流し読みしないで、読むスピードを減速させるための、ちょっとしたテクニックです。
読むテンポを遅くするためには「○○」を多く入れる
まず、次の2つの文章を読み比べてみてください。
僕のノートパソコンはキーボードがおかしい、カーソルが勝手にピョンピョンって飛ぶ現象が起きるので、もうそろそろ買い替え時かなって思ってます。
僕のノートパソコンは、キーボードがおかしい、カーソルが、勝手に、ピョンピョン、って飛ぶ現象が起きるので、もうそろそろ、買い替え時かな、って思ってます。
いかがですか? 違い、わかりますか?
そうですね。あきらかに後の文章の方が、「句読点(「、」)が多い」ですね。
もう一度、読み比べてみてもらえますか。句読点が多い後の文章の方が、読むテンポが遅くなるはずです。
それは、句読点が、流し読みをさせないで足止めの役目をするからです。
そうなんです。「句読点(「、」)が多い」ほど、テンポが落ちて、親身になって話しているように読んでもらえるんです。
句読点の少ない文章は、サーッと、読めてしまうのですが、句読点の多い文章は、一語、一語、じっくりと、丁寧に、語りかける、ような、雰囲気に、なる、のです。(これは、多すぎですね。)
句読点(「、」)を多く入れすぎると、読みずらくなってしまう可能性が高く、解説文や説明文など、正確に伝える文章などには、不向きなんです。
例えば、「ノートパソコンで文章を入力しているとき、カーソルが予期しないところに勝手に飛ぶ現象がよく発生します。」という文章に、句読点(「、」)を多く入れすぎるとこうなります。
「ノートパソコンで、文章を、入力しているとき、カーソルが、予期しないところに、勝手に、飛ぶ現象が、よく発生します。」
おかしいですよね。なんだか、じれったく感じますよね。
レポートとか、説明文とか、正確に伝える文章や、またその部分は、句読点(「、」)は少な目にする方が、理解してもらいやすいのです。
なので、エッセイなどの、丁寧に読んでもらいたい文章とか、または、ゆっくり話しているイメージを出したい時は、句読点(「、」)を多く入れる方法は有効でしょう。
大事なキーワードの直前に、句読点(「、」)を入るのも有効です。
「誤字脱字をなくすためには見直しが必要です。」という文章は、「見直し」というキーワードが重要です。なので、「見直し」の直前に句読点(「、」)を入れてみます。
「誤字脱字をなくすためには、見直しが必要です。」
「見直し」というキーワードが、少し強調されたように思いません?
文章を書いていると、句読点(「、」)をどこでうつべきなのか、と悩んでしまう事はよくあります。
文法的に正しい、打ち方というものもあるのでしょうが、「ゆっくり読んでもらえる役目もする」ということを、知っておきましょう。
最後まで、読んで、いただき、ありがおtう、ござい、ました。
あー、また飛んでるわ、
「T」でおtんでるわ(飛んでるわ)・・・