伝わる「話し方」で意識することってなんだ?

伝わる「話し方」で意識することってなんだ?

街をフラリと歩いていると、たまーに、知らない人や外国人の方に声を掛けられることがあります。

いえいえ、「○ンパ」ではなく、ましてやスカウトじゃなく、勧誘はナシとして、大抵は「道案内」とかですかね。

あなたも一度は経験あるでしょう。

「アノォ、スイマセン」(← 外国人 )

グローバルな世の中になったせいか、外国人の方からの「道案内」が度々あると聞きます。

グローバルではない僕は、外国人というだけで、なぜか(英語で話してこられた)と思ってしまい、ついあせってソワソワしてしまう。

ですが、イマドキほとんどの外国人の方は、語学力が長けていらっしゃるので、たどたどしいカタコトの日本語ではあるのですが、ニホンゴで声をかけてこられます。

「スイマセン」(すいません)

「エキハコノサキデゴザルカ?」(駅はこのさきでござるか?)

オリンピック開催もさることながら、これからは駅や観光施設など観光客が訪れる施設の周辺で、外国人に話しかけられる機会は格段に増えるでしょう。

自分がその場所の地理にうとくても、相手から見たら日本に住んでいる日本人。

道を尋ねる側は、教えてもらおうという気持ちの方が強いので、あなた以外誰もそこにいない場合には、まず間違いなく話しかけられるでしょう。

話しかけられやすい人は、特に。

伝わらない「言語情報」

さて、あなたは誰かに道を尋ねられた時、相手に伝わるように説明できるでしょうか?

外国人の方に限らず、日本人の方にも道を案内するとき、どう説明してます?

「ここから20メートルくらい行くと・・・」とか、

「この先の2つ目の信号を西に曲がって交差点で東に・・・」とか、

「○○通りをこえて、角にあるココイチの横の細い道に・・・」とかですかね?

イマドキはスマホアプリを頼りにする方も多いと思いますが、それでも道を尋ねてこられることはよくあります。

そのときです。あなたの説明がちゃんと相手に分かりやすく説明できるかどうかが問われる。というわけです。

あなたの人に説明できるスキルがどれだけあるかを問われるってことなんです。

先ほどの「20メートルくらい」といわれてもその人の20メートルとあなたの20メートルは違うかもしれません。

「西へ、東へ」とかいわれても、すぐには分からないと思いません?

それに、「○○通り」っていわれても、その人が「○○通り」を知っていなかったら伝わりようがありません。

そして、よくあるのが、先ほどの事例で「ココイチ」と言ってしまうパターン。「ココイチ」って「カレーハウスCoCo壱番屋」のことですが、誰もが「ココイチ」と言われて分かるとは限りません。

道案内では、「方角」「距離」「知らないコトバ」を並べても、相手には伝わりにくかったりします。

というのも、僕自身が、「ド」がつくほどの方向音痴なので、道案内で「わかんねーよ」て人の気持ちが、すごくわかるんだな。

共通言語は「ビジュアル」

もっと説明がうまくなりたい、話すのがどうも苦手、ちゃんと相手に伝わらない。

そんな人は多くいて、職場でも、プライベートでも、気づきにくいのですが、1日に何回も「伝わらないシーン」はよくあるモノです。

人によって伝わる人もいれば、伝わらない人もいますが、そもそも自分の説明がフガイナイ事の方が多かったりします。

身近には、すごく話すのは上手なかたもいますが、その方たちは、なぜ、伝わるような説明ができるのでしょうか?

それは、聞き手の頭の中に「ビジュアル」が映し出されるように話しているから。ではないだろうか。

「ビジュアル」とは、映像とか、画像シーンという意味で、あまたの中で「写真」がパッと描写してもらえるかどうかが、伝わる伝わらないを左右する。

先ほどの道案内の場合、相手に伝えるには、「共通言語」で話さなくてはならないのですが、言語情報だけで説明するためには、「ビジュアル」を共有できるかどうかがポイント。

何かを説明するときは、「ビジュアル」を相手にインプットして、その流れ(ストーリー)を伝えることが一番大切です。

「電車を降りたら南口改札から降りてください」
  →
「電車を降りたら、右側にコンビニと本屋が並んでいます。そちらの改札口が南口なので、そこから降りてください」

「駅を出て大通りを右にまっすぐ歩き、赤い看板が見えてきます。」
  →
「改札口をでて、駅前の大通りがあるので、右側の公衆トイレがあるので、その道をまっすぐ歩くと、○○と書かれた赤い看板が見えてきます。」

このように、実際、自分がその道を歩くとき、目印としているビジュアルをシッカリ言葉にして伝えます。

ですが、これが意外と難しい。単に、細かく細かくダラダラ説明しても、余計に分かりずらくなってしまいます。

よくあるのが、必要のない言葉を挟んでしまう事で、ポイントとなるキーワードが何なのかが分からなくなってしまう事です。

例えば、「電車を降りたら、右側にコンビニと本屋が並んでいます。」という説明を、「電車を降りたら、左側にファーストフードがあって、右側にコンビニがあるんだけど、そっちの方に歩いてください。」とか。

(「そっちの方」って、どっちの方?)ってなります。

なので、必要な情報だけを、必要なだけ伝えなくてはいけないので、タダ詳しく説明すればいいというわけにはいかないんですね。

頭の中でイメージを言語化するには、普段から練習が必要。

例えば、自分の家までの道のりを相手に伝わるように「ビジュアル化」して言葉にしてみて下さい。

どうです? 意外と難しかったりしません?

話がちゃんと伝わるというのは、コトバを伝えるのではなく、「ビジュアル」を共有することを意識しないといけない。

道案内だけでなく、商売においても、ビジュアル化した説明能力がすごく重要で、お客さんがそれを買って、実際に使って頂いたときのシーンを「ビジュアル」化して、未来のシーンを再現してもらう事がポイントですね。

言葉を言語化しよう。伝え方を謳う指南書とかでは、表現力とか、語彙力とか、わかりそうでわかりにく事が書いてはありますが、要は、相手の頭に画像なり、動画なりが、「ビジュアル」として映し出してもらえるかどうかに行き着くわけです。

ビジュアル化した説明ができない限りは、伝える文章も決して書けない。という事を、僕自身がものすごく実感してます。

なので、普段から自分の説明で、「聞き手はどんな映像を描いているか」を意識してみようと思ってます。