「気落ち」したときのちょっとした対処法

毎日を過ごしていると楽しいことも嬉しいこともたくさんあるが、やはり「落ち込む」ことも多くあります。
どうしてうまくいかないんだろう。こんなに頑張っているのに。と辛さが重なるときもありますよね。
仕事で一生懸命がんばっているつもりではあるが、ミスをして上司に叱られるとか、がんばっているが故にその気落ちは大きく感じてしまう。
つまり、本気でがんばっているからこそ、落ち込みが大きいのであって、本気度と落ち込み度は比例するといっても過言でないと思います。
しかし、やはり気落ちはしても、すぐにパッと切り替えて、やる気だけでも取戻したいはず。
そんなときは「気持ちの切り替えが大切」と頭でわかっていても、そう簡単ではなく、動きが鈍ったり、やらなくてはいけないこともできなくなってしまうこともある。
仕事などで頑張ったのに上手くいかないことがあると落ち込むだけでなく、自暴自棄になってしまうこともあるでしょう。
落ち込んだ時にやってはいけないこと
「どうせ無理」と投げやりな態度をとってしまえば、せっかく今まで頑張ったことに対しても前向きになれないまま終わってしまいます。
気持ちがリセットできないので、落ち込んだことをズルズルと引きずってしまい、辛くても投げやりな態度はかえって気落ちは酷くなります。
また、落ち込んでしまった事の「原因追及」もやり方によっては、どんどん落ち込んでしまうことがあります。
それは、「もっとどうにか出来たのではないか」と自分ばかりをを責めてしまうものです。
「ダメな自分」、「こんなこともできない自分はもう無理だ」と、自分を追い込んでさらに辛い状況つくってしまうと、そうなるとさらにやる気がなくなり、立ち直るのにも時間がかかる。
かといって、それを認めようとせずに誰かに責任転嫁をするのはNG。誰かのせいにしたところで、落ち込んでしまったという結果は変わりません。
気落ちしてしまった感情をリセットするためにも、素直に自分の非を認める事は絶対で、落ち込んでいる自分をどうにかしてやらなくては意味がないよね。
つまり、気持の落ち込みは、自分で作り上げた気落ちであって、がんばっている自分であることが確かなら、自分で勝手に落ち込んでいるのだと「解釈」しているのです。
その勘違いしている自分を、じつは落ち込む必要なんてないということに気づけるかどうかが大切になってくる。
一生懸命なときは、どうしても理想の期待値が高くなってしまうので、まさか失敗したり、叱られたりするとは思ってなくて、そのギャップが大きく感じてしまうのです。
だけど、よく考えてみても、本当に落ち込むほどのことなのか、落ち込んだところでなにが解決するのだろうか、やる気を失うだけです。
なので、落ち込んでいると錯覚してしまうマイナスな状況をすぐにでも解釈しなおし、前向きな考え方ができるように気持ちを切り替えることが大切です。
あなたは、気落ちした時どうやってリセットしているだろうか。
例えば、気分転換に美味しいものを食べる、運動をして気を紛らわす、部屋の片付けをしてスッキリさせる、思い切って旅行する、ただねて忘れる・・・
など、いろいろあるでしょう。それで落ちこみがりせっとされるのであるならそれでいいのでしょうが、どうもスッキリしない、心の中でまだ、引っかかるモノがあるということもあるはずです。
そりゃそうです、落ち込んでしまった原因そのものは何ひとつ解決していないのに、運動や、部屋の片づけや、旅行という「ごまかし」では気持ちの落ち込みはなくなりません。
これは、いってみれば、気落ちした原因を、他の誰かのせいにする責任転嫁となんら変わらないのである。
その時は気持ちが回復できたとしても、また同じ落ち込みを繰り返してしまう事の方が多いのです。
気落ちは「どう捉えるか」でコントロールしよう
世の中には、すぐに落ち込む人も、そうでない人もいます。
そして、すぐに立ち直れる人もいるし、すぐに立ち直れない人もやはりいる。
その違いは、どこにあるのでしょうか?
落ち込んで事をすぐに忘れることができるから?それとも、気にしないでいようとしているのだろうか。
落ち込んだ時、すぐに立ち直るには、先ほどから言っていますが、「解釈」の仕方です。
どう解釈するかでその先が分かれます。
例えばよく例えられる「コップに半分の水」がそう。
コップの中に水が半分入ってるのを見て、まだ半分も入ってると解釈するか、それとももう半分しかないと解釈するか、この解釈の仕方によって気持ちも変わる。
落ち込んでしまうのは、自分でネガティブな捉え方をし、もうダメかもと、解釈してしまうからです。
落ち込みはあくまで、自分で作った感情。事実がどうあれ、落ち込みすぎてしまっても、その事実は変わらない。
なので、自分を悪くしてしまうような解釈ではなく、自分の都合にあわせて解釈してしまうことが大切です。
-
前の記事
「知恵」を働かせるために必要な条件
-
次の記事
なんてことない「凡人」のウケのいいPRって何?