アクセス解析を設置する、その理由と意義

アクセス解析を設置する、その理由と意義

アクセス解析とは?

そもそも、「アクセス解析」という言葉をはじめて聞いたという人も少なくないかもしれません。

「アクセス解析」とはホームページに訪れた方の行動を解析することです。

誰がいつ、「どのページを見に来たのか」、「ちゃんと最後まで読んでくれているのか」、「スマホでみているのかそれともパソコンか」、「ツイッターやインスタのリンクを辿って見に来ているのか」・・・など。

あなたが公開したホームページやブログに訪問された人の「手段」や「目的」などさまざまな解析ができる優れたツールです。

アクセス解析でできることは、インターネットが普及する以前の社会で「マーケティング活動」と呼ばれていたこととほぼ同じといえる。

マーケティング、つまり市場調査や宣伝を含めた総合的な活動によってビジネスが成功する仕組みを作っていくことは、従来では膨大なコストと時間を要する活動だった。

Webマーケティングは、アクセス解析というサービスを利用することによって、本来大変な労力を要するデータ収集も、ホームページに「トラッキングID」というタグを設置するだけで、後はゴッソリ解析ツールがしてくれます。

なによりも、たった一人でも簡単に始めることができる、それはそれは画期的なマーケターツールなのである。

通常、ホームページを作成するだけでは解析することができないため、アクセス解析用のツールの導入が必要です。

解析ツールは、無料のモノから有料のものまでさまざまです。当サイトでは、 Googleアナリティクスを推奨しておりますが、ご自身が使いやすいモノを選ぶといいでしょう。とはいっても、実際使ってみないといいか悪いかなんてわかりません。無料の解析ツールならさほど機能に違いはないと思います。

厳選!初心者向け無料アクセス解析ツール7選

アクセス解析を設置するのはなぜか

あなたはサイトやブログなどを公開したのち、「データを分析する」ことに気を配っているでしょうか?

そもそもデータを分析するという行為にどれほど重要性を感じてますか?

あなたが公開したWebサイトやブログを見たり読んだり、利用したりするのは訪問ユーザーです。

一番利用される訪問者がどう利用しているかを全くしりませんというのはおかしな話だとはおもいませんか?

昨今、コンテンツマーケティングが主流となり、「情報発信しよう!」と声高にかかげられています。しかし、その「情報発信」という言葉だけが独り歩きしているようにも思えます。

「情報発信 = ネット上に発信すること」というように、とにかくネット上に動画やテキストと写真を中心にしたWebページ、さらにSNSでの投稿などをバシバシ発信している人を、発信力のある人。だと思ってしまっているようだ。

果たして目的は「発信」することでしょうか?本来の目的は、公開することでおしまいでしょうか?

あなたが映画館で見る映画は、観ることが目的でしょうか?違うはずです。もっと本当の目的があるはずです。

Webサイトやブログを公開することも、SNS投稿など情報を発信することも、「受け手にとって新しい情報」がないと、価値やインパクトを残すことはできません。

情報発信と聞くと、能動的なイメージがありますが、「想いを他の人に届け・伝えること」という気持ちで発信している人は、求めるユーザーがいて、その求められたことを提供するという受動的な考えでいる。

データによる分析結果は全てが見える化されるわけではありません。訪問者の動きは読み取れてもその意図を掴むにはそれなりの分析力を要します。しかし、そのデータが示した結果は「事実」だということ。

余談になりますが、私はつい最近、「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 」という本を読ませていただいたのですが、書かれている内容に衝撃が走りました。

そこに記されていたのは、思い込んでいる発展途上国という概念がもはや適切ではない言葉であることを、データに基づく分析によりその事実(ファクト)を思い知らせてくれた。そんな内容となっています。

FACTFULNESS / 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 | 本の要約サイト flier(フライヤー)

Webサイトに、アクセス解析を設置しておくと、事実によるデータを把握することができ、そのデータから何をどうすればいいのか、目的達成するための「打ち手」を見つける事ができます

例えば、アクセス数を上げたいのなら、どのページの修正や追記をすればいいのか?作成すべき関連ページはどんなテーマがいいのか?など。

解析を設置する最終目的は、人によって異なると思いますが、ほとんどの方が、「集客」の手がかりになるかも?ではないでしょうか?

実際私も、アクセス解析では、集客になる手がかりを主な手段として毎日、頻繁に利用しています。暇があれば見ているくらいの解析バカ

私みたいな「解析バカ」になる必要はありませんが、解析を設置するその理由について、あまり深く認識されていない方も多いのではと思い、この度綴らせていただきました。

一言でいうと、「解析を見ないなんて、もったいない」です。

アクセスアップは解析から

大抵の人は、“ 集客増 ”といえば、「新規ページの追加」。もちろん、新規コンテンツを随時追加していく事は必須です。

しかし、私自身の経験上では、既存ページの修正と改善を施すことで、絞り込まれたターゲットユーザーのアクセス数の増加が見られ、さらに、集客の持続効果が長いことを知りました。

どのようにページ内容をリニューアルすればいいかは、知っておく必要がありますが、その前提に、アクセス解析による事実に基づいたデータ分析が絶対条件です。

つまり、単純に「集客したい」とはいっても、“ 思いつき ” で解決策を投じても、その効果は全く反映されない可能性が高く、反対に、アクセス解析から得たデータを元にリニューアルすると、ビックリするくらいの効果を得ることも可能だということです。

例えば、Googleアナリティクスの基本指標の中に、「セッション」という基本指標があります。セッション数とは、簡単に言うと「訪問回数」です。

セッション数が増えたということは、ウェブサイトに訪問する回数が増えたということになります。どの程度ページ数を見たかはページビュー数であり、どの程度ユーザーが増えたかはユーザー数になります。

ユーザー数は変わらず、セッション数が増えた場合、同じユーザーが何度もWebサイトを訪問するようになったと推測することができるようになる。

同一ユーザーが何度も訪問するパターンを考慮するとなると、「他の競合サイトから当サイトを選んでもらった可能性が高い」と想定できます。

まず1人のユーザーが訪問し、しばらくページ内を見たのち、他のサイトに移ったとします。他の競合サイトをいろいろと模索し、最終的に当サイトに再訪問した時、セッション数は「2」でカウントされます。

つまり、1ユーザー数で2セッション(=同じ一人のユーザーが2回訪問した)という事です。

さらに、始め訪問された時、「このページはキープしておこう!」と思い、ブックマーク(お気に入り登録)してもらうと、他のサイトを回遊したのち再訪問された時も、セッション数は「2」でカウントします。

セッション数がカウントされる条件として、デフォルトでは30分となっています。それはつまり、30分以上の離脱時間を経て再訪問されることを意味し、求めているサイトを真剣に探しているコアユーザーであることが想定できます。

ショッピングサイトなら、より成約率が高い、ブログなら信頼してもらえた選んでもらえたサイトであることが考えられるという事です。

この時の分析は、ユーザー数とセッション数の不一致による分析です。再訪問されるその理由を考えるのが重要となります。

再訪問されるには、必ず理由があります。例えば、アドセンス広告をクリックし、「戻る」ボタンで戻ったとしてもそれは30分以内の可能性が高いため、セッション数はカウントされません。

なので、広告が理由ではないと判断できます。そうなると考えられるのは、コンテンツの内容となる。差別化された他の競合サイトにはない、自サイトのコンテンツはどこにあるのかを必死に見つけたとします。

それはつまり、コアユーザーが求めているコンテンツである可能性が高く、何を追記し、どんな関連ページを追加するべきなのかを発見できるという事です。

このように、アクセス解析の指標からいろいろな事を分析する事ができます。

単に数字が増えた、減っただけしか見ないと、「何のためにアクセス解析を設置する必要があるの?」とか、「そもそも解析を設置する意味あるの?」にいたってしまいます。

新規サイトに解析設置は不要なのか?

中にはこうおっしゃる方もいます。

「サイトやブログを立ち上げたばかりなので、ある程度アクセス数が上がってから設置しようと思う。」

これもまたとんでもない話で、すでに脳内は「放置モード」になっています。

確かに、立ち上げた当初はアクセス数はせいぜい3アクセスとか、最悪自分がみたPVのみ、というのが実際です。

立ち上げた当初は、まずはひたすらコンテンツを追加することが第一。そして、必ずアクセス解析も設置します。アクセス解析を設置する目的は、「把握」と「改善」

アクセス数の全くない分析結果で分かる事は、“ アクセス数が「0」という状況を把握できた ” という事です。

仮に、コンテンツを20ページ程度作成しても、アクセス数が「0」とか「3」だとしたら、“ 確実にその原因がある ” と判断してください。

需要のないキーワード選定をしているのか?そもそもインデックスされていなかったとか何かしらの原因が必ず潜んでいます。

ですが、解析しないで勝手な思い込みをしてしまい、アクセス数が全くないことさえ把握できていないという信じられないようで、実は多くの方がその認識に陥ってるとされます。

サイトを立ち上げた際、“ まずは、ページを追加することが第一 ” で、最低限の必須条件です。

そして、アクセス数がない場合でも解析は設置しよう。ページを徐々に追加していくと必ず少しずつではありますが、アクセス数は上がってきます。

もし仮に、ページをいくら増やしても集客が見られないのであれば、必ず原因があります。

もう一度言います。

最短でアクセスアップを図りたいのであれば、新規ページを淡々と作り続けてもなかなか見込まれません。

既にアップした既存のページのキーワード設定やページ内容など、既存ページの修正、並びに改善を施す方が、より早く集客が見込めます

その理由を簡単に説明すると、サイトに追加された新規ページを初めて見たグーグル(巡回クローラー)は、そのページのコンテンツをまだよくわかっていません。

それは、新規のページを評価するのに何度も巡回しある程度の期間が必要だからです。

既存ページの最適化は、クローラビリティの最適化

検索エンジンの巡回クローラーについて少し専門的に説明しますと、サイトを立ち上げてから検索結果に表示されるには、検索エンジンのロボットにサイトの存在を認識してもらう必要があります。

この作業を「クローリング(巡回)」と言います。クローリングはサイト内のリンクを辿ることで、コンテンツの情報を収集します。

この時点ではまだ検索結果に表示されることはありません。「クローリング(巡回)」により集めたデータを「インデックス(または、インデクシングともいう)」することで、初めて検索結果に表示されます。

「インデックス」とは、収集したデータをデータベースに保存する作業のこと。集めた情報をそのまま保存すると、不要なデータまで含まれている可能性があるため、アルゴリズムが処理しやすい形に変換してから保存します。

世界中のサーバーを巡回するクローラーは、いくら優れた処理能力といえど、やはり1ページを評価し終わるのにある程度の時間を要します。それに再訪問されない事もあるといいます。

つまり、既存のサイト全体への評価をサイト全体の評価とし、新規ページの評価に反映させます。

それはつまり、いくら優れた内容の新規ページを公開しても、既存ページ自体に価値がないと、サイト全体の評価は低く判定され、検索結果の上位に表示されにくくなる。

反対に、新規ページの内容の善し悪しに関わらず、既存ページが改善されると、サイト全体の評価が上がり、載せた新規ページは、検索結果上位に載り得るという事です。

これは、「サイトオーソリティ」といって、グーグルが重要としている指標の一つです。

オーソリティとは、「権威」を意味し、サイトオーソリティとは、権威のあるサイト、つまり「サイト全体の価値」という事です。

権威のあるサイトを「オーソリティサイト」といって、IT情報では「GIGAZINE」、国内ニュースでいうと「Yahoo!ニュース」、動画といえば「YouTube」、料理のレシピといえば「クックパッド」というようにユーザーが何かを調べようとした時にまず見られるサイトは、権威性を発揮しているオーソリティサイトとして判定されているのです。

インターネット、SNSの拡散力は、自然災害やニュース性のあるものなど、正しい情報の伝播に活用されると社会の役にたちますが、同時に詐欺や犯罪に関わるような不確かな情報を拡散することに使われると、みんなの生活に悪影響を及ぼすこともありえます。

そのような悪影響を想定して、グーグルは「検索品質評価ガイドライン」において、将来の幸福、健康、経済、安全に潜在的に影響を与えるページとされる分野の情報においては特に厳正な判断をするようになったとされます。

少し前までは、ページ単位で評価され、サイトオーソリティの低いサイト内のページでも、単一で上位に表示されることがありましたが、昨今のアルゴリズムは、サイト全体としてのオーソリティ指標で判定されていることは確かなようです。

グーグルが最も大切にしていることとは

そうなると、「GIGAZINE」「Yahoo!ニュース」「YouTube」といったモンスターサイトでないと、サイトの価値は得られない、サイトオーソリティとしての評価は得られないのでしょうか?

それは、確かな事ですが、その認識は、情報発信者とグーグルが評価している価値との不一致が生じています。

オーソリティサイトという言葉は、人間が勝手に作った造語です。巡回クローラーは、「YouTubeサイト」はオーソリティサイトだ、料理部門はオーソリティの高い「クックパッド」だ、と認識しているわけではないということ。

もしそうだとしたら、検索ページは1ページか2ページあれば十分で、検索結果を表示しないでしょう。

実際、グーグルでは、最も的確な検索結果を表示するために、似通ったサイトを除外し、表示が必要のないサイトを足切りしています。

グーグル検索結果表示件数の足切り問題について

ですが、グーグルは、オーソリティサイトを評価しているのではなく、ページ単位で評価しているという事でもありません。サイト全体を評価している。ということに過ぎないのです。

検索ユーザーが素晴らしいサイトを見つけて情報を得る、その手助けのためにグーグルは多くの検索アルゴリズム変更を行っている。

検索する人にとって、有益で使いやすい優れたサイトが検索順位の上位に表示されるよう、グーグルは日々改善を行っているということです。

 より良いコンテンツ(中身や内容)を掲載し、訪問者に満足してもらい、その結果サイトの評価を高めていくことが必要だということ。 

「そんなことはわかっている!それをどうしようかを個人サイトは悩んでいるんだ!」と多くの人はいいます。

だとするならば、サイト全体の評価を上げるしかないですね。だとするならば、アクセス解析を設置しないなんて選択はないということ。ですね。

ホームページや、ブログは「生き物」です。アップロードしたその時からが全ては始まる。

誰もが「0」から「1」にするために、日々、心血を注ぐ思いで運営していることと存じます。

アクセス解析を設置しないのはなぜ?

Webサイトやブログなどの運営をされる方の中には、アクセス解析を設置していない方も実は多くいらっしゃいます。

理由は、アクセス解析ツールの設置がわからない、または面倒。

例えば、当サイトでおすすめしているGoogleアナリティクスは、まずグーグルのアカウントを開設し、ログイン後登録を済ませ、指定された「タグ」を貼り付けなければなりません。

一見簡単なようですが、初心者の方にとっては、「アカウント名」「トラッキングID」「タグ」「ドメイン」など、その説明文に記された専門用語のオンパレード。独自で調べてもそう簡単には設置できないのもむりはありません。

もしまだ、アクセス解析を設置されていない方は、それは実にもったいない話です。もしかすると優れた解析能力をお持ちかもしれません。

早く簡単に「Googleアナリティクス」を設置したいのであれば、知っている人に教えてもらった方が手っ取り早く生産性もいいでしょう。

尚、ご自身で調べて導入したい方は、非常にわかりやすいサイトをご紹介しておきます。

まるで教科書!初心者のためのGoogleアナリティクスの使い方【絶対保存版】

アクセス解析は「見る」ものではなく「診る」もの

さて、アクセス解析を設置された方、またはすでに設置済みの方は、目的にそってうまく活用されているでしょうか?

私の知る限りでは、使い方がよくわからない。とおっしゃる方がほとんどです。

それに、初期設定を済ませ、基本的な指標を見る事ができたとしても、「アクセス解析を見たところで何なの?」「そもそも設置する意味あるの?」です。

「アクセス数が最近ちょっと上がった!」「○○市からのアクセスはたぶんあの人だ!」「このアクセス数って結局自分じゃん・・!」とかではないでしょうか?

アクセス解析は、通知簿ではありません。視覚として見るものでもなく、観て観察して終わりというものでもありません。

事実を明らかにし、最適な診断を施す行為をいいます。

訪問者の気持ちや動向をご自身の「勘」や「経験」で読み取ることができたとしても、 その状態は、永続しない。 なぜなら、環境は著しく変わっているからです。今日の市場は明日にはない。ということ。

昔の常識は今の非常識、今の常識は昔の非常識。例えば、運動中に「水分をとってはいけない!」という昔の常識は、今では非常識です。「風邪の時お風呂に入っていけない!」という昔の常識は、今では、保温と病原菌の死滅効果で入浴を推奨されることもあります。(※病気の時の入浴は必ず医師の了解を得てください)

これらのことが分かったのは、研究によるデータから分析した研究結果によるものです。昔のお風呂といえば、屋外にあった五右衛門風呂。浸かっている時は温もっていられるが、出た時の温度差が激しすぎて体の冷え込みは想像できると思います。そんな環境下でお風呂に風邪をひいている時に入るとどうなるかは説明するまでもありません。

「風邪の時、お風呂に入ってはダメ!」五右衛門風呂は江戸から明治維新にかけけ普及した入浴スタイルだといわれています。その頃から環境は大きく変化したにもかからわず、私達の思考はアップデートしないまま今日まで過ごし続けていた。

私達の「勘」で把握しても時代の変化の付いていけずすぐに「勘違い」となり、思いつきで打つ手を考えても、それは、事態の成り行きに応じた「対策」をしただけで、具体的な「施策」をしたとはいいません。

ですが、実際、アクセス解析の使い方が難しいことは確かです。

当サイトでも、できる限りの解説ができればと思っていますが、先に申しました通り、「知っている人に聞く」が最も手っ取り早くでき、理解も深まるでしょう。

変化の激しい昨今、何事も生産性と上げるという視点を大切にしよう。