生産性を上げることは、1に○○、2に時間効率

生産性を上げることは、1に○○、2に時間効率

益々便利な世の中になるにつれ、仕事も含めた日常生活で生産性を高めることが、これからの時代には必要です。

生産性を高めるために意識することはやはり、「時間の効率化」でしょう。

効率的にやるべきことをこなし、時間を生産する目的は、自分の時間を生産すること。

しかし、どんなに時間を効率化し、細切れ時間を有効に使ったとしても、自分自身が満足する時間の使い方になっていなければ意味がありません。

「短時間でいろんなことをこなせる」とか「仕事の効率がいい」といったことは、もちろん大事ですが、あとで振り返ってみたときに、「ああ、充実した時間だった」と本当に思えることのほうが実は重要だったりします。

自分の満足度を高める時間の効率化

生産性を高めましょう。となると、「いかにして効率的に動けるか」という“ 時間術 ” にあるかのように思えます。

ですが、分刻みのスケジュールを必死にこなし、効率的な過ごし方をしていても、イヤイヤやっていたり、充実感を得られないなら、有意義な時間を過ごしたとは言えません。

緻密に計算された時間術は、たしかに効率性は上がるかもしれないが、効率を上げたその先に何を見ているかが大切。

「自分がどういう生き方をしたいのか」「何をすれば幸福と感じるのか」を合わせて考えていくことが、本当の「時間術」であり、生産性を生み出すかどうかを決定します。

たとえば、映画館で1,800円を支払って2時間を過したとします。その映画はとても面白く心から満足したのであれば、その2時間に支払った1,800円以上の価値があり、生産性の高い時間を過ごしたことになる。

ですが、その映画が、思った以上につまらなく、結局途中で寝てしまっていたなんてことになれば、投じた2時間も支払った1,800円もムダになり、生産性の悪い時間を過ごしたことになります。

要は、同じ時間をすごしても、自分の満足のいく有意義な時間でないと、効率的な時間もムダな時間となり、結果生産性が悪い結果になってしまう。

極端な話、ビールを飲みながらテレビを見ている時間は、一見ムダに思えるが、本人がすごくリラックスして至福の時間だと感じ、それによって明日への活力が養われるのであれば、非常に充実した時間であり、生産性のいい過ごし方に値します。

しかし、ただ純に「することがないから」という理由で、暇潰しにテレビを見ているだけなら、それは単なる時間の無駄遣いとなり、生産性の悪いすごし方になるわけです。

つまり、本人がいかに満足を感じて過ごすのかが大事であって、時間を「効率」一辺倒の尺度で測るのではなく、いろいろな「満足度」の尺度で測った上での効率化でないと、自分の時間を生産したとはいえない。ということです。

会社に、分刻みのスケジュールをこなしている有能な社員がいても、本人がその仕事を嫌々やっていたり、空しさを感じていれば、会社にしてみれば生産性は高いかもしれないが、その本人にとって過ごした時間は、充実した時間の使い方をしているとはいえない。

満足しない、納得しない、充実感のない時間は、いくらタスクをこなそうと、貴重な時間を無駄にすごしたこととなり、無駄にすごした時間を、生産性がいいとはいえないはず。

「効率」の先にある「満足」を追求する

時間の生産性を上げるということは、スケジュールの効率化や細切れ時間を使うなどの「時間術」そのものを重視し、それを主体にしてしまうと、結局何のために生産性を上げているのかがわからなくなってしまいます。

生産性を上げる事が目的ではなく、自分が何をしたいのか。そこを主体にして、そのための手段として生産性を高めていくことが重要。

生産性を上げるということは、できる限り自分にとって有意義に過ごす時間の密度を上げるための効率化であって、効率的に動くだけで時間を生産させることではないということです。

実際、満足のいく満あ足のいく充実した時間の過ごし方に正解はなく、自分がやりたいことを中心に時間の使い方を組み立てて実践し、違っていれば修正していくのが、自分流の時間術に近づく唯一の術になり、それを踏まえた上で、さらに「満足」の中身を追求していくことが、より満足度の高い人生を送る秘訣になっていくものだといえるのではないだろうか。

重要度を優先的にする

自分にとって価値ある時間をすごる上で、優先度の高いことが何であるかをシッカリと把握しておくことは非常に大切なこと。

人はだれでも、緊急性の高いことを優先的にこなし、時間が空けば、自分のやりたい事ができるものだと思っています。

あなたにとって緊急性の高いことって何でしょうか?

ラインでやり取りする事でしょうか?SNSに何てことのない暮らしっぷりをアップすることでしょうか?メールに返信することでしょうか?毎晩上司との飲みに付き合う事でしょうか?

あなたにとって、それが将来自分のためになる価値ある積立となるのであれば、それは非常に優先度の高いことです。

しかし、大抵は、他人のために時間を使う事を緊急な事だと思い、本当に自分がするべき優先度の高いことを後回しにしてはいないでしょうか?

将来、外国に渡りそこでやりたいことがあるのなら、毎日英語を勉強することが必要かもしれません。

ですが、そんなことは、遠い未来の願望で、「今すぐやらなくては」という緊急性を感じません。そのため、本当なら今のうちに毎日のスケジュールに組み込み、コツコツと勉強していなくてはならないのにもかからわず、それを後回しにしてしまう。

事実、優先度の高い大切な事のほとんどが、緊急性が低いといえます。なので、本当は「優先度の高いことこそ緊急である」という発想に気付かずに、時間があれば「できればやる」という発想になってしまうのでしょう。

そう考えると、「時間がないから仕方がない!」というのが口ぐせになっている人は、このまま一生、優先度の高いことなんてできないという口ぐせを行っているようなものといえる。

そもそも「優先度の高いことをする」というのがどういうことなのかをもう一度確認しておきましょう。

もしあなたの身内の方が病気で倒れたら、あなたはどうしますか?「忙しくて、病院に行っている時間はない」と言うでしょうか。誰でもすぐに飛んで行くはずです。何もより優先的に行動をとるはず。

あるいは、宝くじの1等が当たっていて、今日が引き換えできる最後の日だとしたら、「忙しくてそんな時間はない」と言うでしょうか。なにがなんでもスケジュール調整して、そのチャンスを逃さないように行動するはずです。

つまり時間が「ある」「なし」は物理的な問題ではなく、その人の心のなかでの優先順位が高いか低いかの問題にすぎません。

「本当にやりたい」のであれば、どんなことにも優先してやるはず。「時間がなくて、英語を勉強している暇がない」のは、「別に今すぐやらなくてもいいんじゃないの?」とか、「優先順位が低いから仕方がない」と思ってしまっているから過ぎないのです。

「悩む時間」を減らすだけでも圧倒的に生産性は上がる

さて、生産性を上げるとは、ただ単に時間を効率的に使うことだけでないという事をご理解していただいたでしょうか?

いくら効率的に動いても、イヤイヤ過ごした時間は、つまらない映画を無理やり見続けることと同じで、充実を伴わないムダで生産性の悪い状態です。

時間を有意義に過ごすためには、緊急ではないが、将来自分のためになる優先度の高いことをすることが、結果として生産性を上げる秘訣となる。ということをここまでお話してきました。

ですが、実際は、そんなに簡単ではなく、シナリオ通りに行くはずがないのです。

実際私も、いってしまえば「時間がない」が口ぐせの常習犯です。多少なりとも工夫を重ね、あれこれとスケジュール管理を模索し、効率化を図れるようにはなりましたが、それでもやはり、まだまだムダを捻出すべきことはあります。

一つだけいえることは、悩む時間をなるべく減らす事の効果は、確実に時間を捻出する事ができます。

というより、悩んでいる時間が長かろうが短かろうが、そうたいして変わらないことに気付いといっていいでしょう。

大抵人が抱える悩みというものは、まだ起きていない未来の事です。「不安」ともいいます。

しかし、未来に起きることを時間をかけて悩んだとしても、100%そうなることは絶対にあるはずがなく、それどころか、かえって裏目に出てしまう事もあるわけです。

悩むのはやってから悩んでいいわけであって、やる前に思う事は、「こうすればこうなるかもしれない」という仮説を立て、即座に決断するべきなのです。

「こうすればこうなるかもしれないが、もしこうなったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」こんな事を考えだすとキリがありません。

もし、本当にダメだと判断したなら、すぐに撤退する早い決断が必要。

つまり、悩みという「妄想」に時間を費やすことは、マイナス思考にフォーカスしていることであり、行動にブレーキをかけてしまいます。

ブレーキがかかっているその時間が長ければ長いほど、生産性が落ちるのは当然です。

「悩みの妄想時間」があなたの優先度の高いことかといえば、そうではないはずです。「ラインに即レスしなくちゃ!」という緊急ではあるが、優先ではない事と同じなのです。

冒頭でも申し上げた通り、生産性を上げることは、非常に大切なスキルです。

しかし、自分の感情をコントロールするほうが、時間のロスを生まないためにも大事なことだったりするのです。

効率性を考えるのは、実際は、二の次で、今を楽しく、充実にすごしているかどうか?のほうが大切なのでしょう。

要は、考え方です。しんどい仕事も、「しんどい」とおもいながら取り組めば、それは無駄な時間の使い方になります。

一方で、しんどい仕事もで、いかに楽しくやれるかを工夫し取り組めば、必ず後々の糧となり、結果として生産性を上げていることにつながるのです。