ひとりで悩む必要はない。とるべき選択はたった一つ

ひとりで悩む必要はない。とるべき選択はたった一つ

私たちは、多くの悩みを抱えています。その悩みは多様多種。

朝起きたら忘れてしまう程度のささいな心のひっかかり、うなされるような深刻な悩みまで、生きるは四苦八苦。

避けては通れないことがゆえ、向き合っていかざるをえません。

そんな悩み事は、どうにかして溜め込まない、引きずらないようにするにはどうすればいいのか?

今回は、「悩み」とは何なのか?どう向き合い、どう処理するべきなのかについて綴ってみました。

ですが、残念ながら、こうすれば悩みは消えます、という正解を答える事はできません。

ただ、悩みに対する自分のスタンス、心の在り方を、少し違った視点で考え直し、気づいてもらえれば幸いに思います。

悩みの正体

まず、始めにいっておきたいことは、悩みは全て、人によって作り出されたもの、そう、全てまちがいなく「人工物」です。

私が知っている情報では、悩むのは「人間」だけ。犬や猫、鳥たちは心の「葛藤」こそはあるであろうとされるが、「感情」と「理性」がぶつかり合って生じる「悩み」を作り出すのは、この地球上では「人間」だけとされています。

そして、人為的に作り出される悩みは、過去の経験と未来の想像からでしか作る事はできないのです。

「子供の頃、こんなつらいことがあった、だからこれからも辛いままなのだろう・・・」

「将来、ここままではどうなってしまうのか心配でならない・・・」

過去に経験したことも、未来に対する不安も、今、起きている事ではありません。

なのに、今、悩んでいる。過去と未来を心の中で描写させ、今現在の「悩み」という人工物を作り出しているのです。

今の悩みの正体は、記憶と想像によって作り出された、事実でないあなたの中の「創造」なのです。

過去の記憶というものは、時にやっかいなもので、未来の選択肢に制限をかけてしまうことがある。

例えば、子供の頃から、「人に迷惑をかけてはいけない」ということを刷りこまれた記憶は、将来ずっと、「人に迷惑をかけてしまったらどうしよう」と、今の「悩み」を作り続けてしまいます。

「人に迷惑をかけてはいけない」という選択肢に制限をかけてしまうのです。

しかし、人は、悩みを作り出してしまう事しか記憶にあるわけではありません。成長して行く過程で、「人に迷惑をかけることはよくないが、それは誰しもお互いさま。」「自分は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげることの方が大切」

というように、悩みの記憶に悩みを消す記憶で上書きされていくもの。そして、その記憶された選択肢が未来に対するあり方をつくり、今現在の「悩み」や「希望」という感情をつくりだしているのです。

今の悩みも不安も、そして希望も、全ては自分の記憶の選択肢によって作り出された「人工物」にすぎないのです。

ひとりで悩んでいても解決できない理由

悩みは記憶が作った人工物なら、その悩みも人為的に作り変える事ができる。

未来の自分の出来事を自ら「絶対こうなる!」と決め、今現在の「希望」という感情をつくりだすことは実際可能なのです。

しかし、そんなことが誰もができることではないかもしれません。

いえ、そんな強い心を持つことができない人の方が圧倒的に多いから、大半の人は「悩み」を書き換えることができないのだ。

いかようにも、その悩みを書き換えられない理由は、ただ一つ。

一人ひとりに記憶された「選択肢」には限りがあるからです。

悩みを上書きする選択肢をまだ見つけていないから、今現在の悩みとして心に居続けている。ひとりの選択肢なんてものは、本当はたかがしれているのだ。

つまり、“ 一人で悩んでいても、それを解決させる選択肢は見つからない ” ということです。

一人で悩み続け、一人で苦しみや悲しみを抱えたままで居続け、その辛さに耐えかねなくなり、尊い命を断ってしまう人もいる・・・。

「選択肢」が見つからなくなってしまったのか。

一人で悩み倒し、限られた少ない「選択肢」が底をつき、命を断つ選択でしか成す術はないと思ってしまったからではないだろうか?

こんな悔しいことがあっていいものか。選択肢なんてものは、尽きない程あるのに・・・。

たった一人の選択肢は限られていようと、周り人達には、自分の記憶にない、知りもしないあるれるほどの選択肢をもっているというのに。

人生の中で、たった一人の人間がインプットできる情報なんてたかがしれている。私は、そのことをまず、知ってほしいんだ・・。

人に「相談する」という選択を。

抱え込んだ悩みや、辛い状態から抜け出せない時、あなたが取るべきことは、ただ一つ。

“ 他人に相談する ” ことです。

これだけは、知っておいてほしい。悩みをどうにかしたいのならば、自分の選択肢は、やがてすぐに尽きてしまうが、他人の選択肢には、悩みを消す記憶をもっているということ

いじめられている子供を唯一救う方法は、親や先生に「話す」できることです。命を断とうとしている人を救う方法は、誰か「話を聞いてもらい相談できる」ことではないだろうか。

いじめられている子は、クラスの30人からいじめられていると自分で思い込んでしまいます。

だが、実は、いじめているのは、30人の中のたった1人のいじめっ子だけで、残りの29人は、自分がいじめの対称になりたくないから、1人のいじめっ子に合わせているだけなのです。

それをあたかも、自分はみんなにいじめられていると勘違いをしてしまっているのです。

子供は、自分の悩みを書き換える記憶の選択肢をまだ一つも持っていない事の方が多い。

ただ一つだけ、選択肢がある。親や先生にちゃんと話すことです。親や先生は多くの選択肢をもっています。

その学校に通いづらいのなら、引っ越しする選択肢があります。なんなら、学校なんてやめちゃえばいいのです。今なら学びの場なんていくらであり、通学にこだわる必要なんてない時代だ。

「話す」とは、自分の思いを掃き出す事です。悩みを「話す」ことは、その辛い思いを「離す」ことでもあるのです。

あなたがこれまで悩みを上書きさせてきた選択肢の記憶は、実はささいな悩みを消す事しかできないかもしれない。

となれば、あなたの悩みを書き換える記憶は、他人の記憶の中にしかない。

そう、あながた取るべき選択は、“ 人に相談すること ” であり、あなたの記憶は、他人の悩みを書き換えるために使うのです。

そうやって、人は、互い救い、救われながら、いかなる悩みにも、負けずに強く生き続けていける。

人に相談するのは迷惑なのか?

「人に相談する」。厄介な事に、これがなかなかできない人も実は、多くいるようです。

ある人は、こう言います。

「人に相談すると迷惑になってしまう。」

いけないなぁ。とんでもない勘違いですよ。悩みを相談して、迷惑をかけるとはどういうことですか?

相談した相手が、その解決方法を知っていなくて、逆になやませてしまうことですか?

だったら、その相談は、正解じゃないですか。

あなたと同じように、相談相手も同じように困ってしまう状態になるという事は、それだけ理解しようとしていることであり、ちゃんと聞いてくれているわけです。

そして、あなたもそう願っていたはずです。

相手に相談をした時、まるで全てを知っているかのように、ズバッと解決方法をアドバイスくれたとしても、そんなのは知識の見せつけだけで、あなたの悩みを理解しようとはしていないかもしれません。

人に相談するということは、いかに相手を悩ませるかどうかなのです。大いに悩んでもらってこその相談なのです。

少しキツイ言い方をすると、あなたと同じように苦しみと悲しみを、相談相手に存分に味あわせ、共有させてやればいいのだ。

「相談して迷惑をかけてもいい。悩みを共有させてもいい。」

そのくらいの気持ちでちょうどいいくらいだと私は思う。

こんな「理由」で相談しないなんて・・・

悩みを相談できない人は、迷惑を掛けてしまうからという理由だけではないようです。

例えば、女性はちょっとした悩みでも誰かに打ち明け、自分自身のストレスを発散したり、気持ちを整理したりする傾向にあるようです。

相談すること第一優先で、もはや「悩み自体の解決は二の次」のようなところすらあるといいます。

しかし、厄介なのは、男性です。

女性に比べるなぜか男性は人に相談しようとせず、身内にさえ黙ったままでいるという人も珍しくないようです。

実際私も一人の男性ですが、確かにそういう時期もありました。今はそんな狭い考えではないのですが。

なぜ、その当時の自分は、誰にも相談しなかったのか?その記憶を思い出してみると1つの理由が蘇ります。

それはなんと、“ 相談したら負けた気がする ” です。

女性にしてみれば理解不要かもしれません。男性には、悩みを打ち明ける事に恥じらいを感じてしまうもので、相談する行為は、自分の弱点をさらけ出してしまい負けを自ら認めてしまう事になると思ってしまうのです。

そんな当時の自分のこういいたい。

「バカだねぇ・・自分で解決できると思ってうぬぼれてるんじゃねぇよ!」って、思いっきり叱ってやりたい!

そうなのです。人に相談できないことは、ありのままの自分をさらけ出す勇気がない証拠だった。

あげくの果ては、やはりその悩みは大きく膨れ上がり、他人に相談するではなく、他人に “すがる ” 結果となったのです。

どうにかこうにか、最悪の状況はまぬがれましたが、“ 相談したら負けた気がする ” なんて思い込みがいかに馬鹿げているかを知ったまで。

相談力は、未来の自分を飛躍させるための、なくてはならないスキルでもある。

あの人に相談してもどうせ意味がない。」とか、「変にえらそうにアドバイスされるのが嫌だ!」なんて思ってしまわないで、自分のために、他人が持っている選択肢を奪い取ってやればいいのだ。

誰も自分の悩みの正体を知っていない

自分の悩みを人に打ち明けることは勇気がいることですが、実は自分の悩みを人に打ち明けて、「相談し話すだけ」で悩みのほとんどが解決できたりするものです。

なぜならば、ほとんどの人は、自分がなぜ苦しいか。自分が何に悩んでいるかに気づいていないからです。

悩みがあって不安になってるとき、人間の脳内は情報整理がうまく作用しないため、冷静な思考力が著し低下しているそうです。

なので、あなたが知っているはずの記憶さえも想起することができずにいるのです。

人に相談して、自分の真の悩みが明確にわかれば、その解決法も見えてくるはずです。

たとえ、すぐに明確な手段を見つける事ができないとしても、悩みでいっぱいになったあなたの心の在り方は、信じられない程に「スーッ」と晴れているはずです。

自ら命を断ってしまうのは、女性に比べて圧倒的に男性に多いとされています。その理由に、「相談しようとしない」選択を自ら選んでしまっているのかもしれません。

相談する人がいないわけではなく、相談をしても解決できないわけじゃない。

自分が相談する勇気を、その一歩を踏み出せないだけなのだ。

悔しい。こんな悔しいことがあっていいのだろうか。

ここでいくら書き込んだとしても何の効力も発揮しません。

ただ、どんな悩みも全ては、未来の踏み台に過ぎないということ。

あなたにできることをしよう。今いる場所で、今あるもので。