小は大を制す。はじめの一歩を意識しよう

小は大を制す。はじめの一歩を意識しよう

「動けない」を「動ける」にするにはどうすればいいのだろうか?

カンタンです。はじめの一歩を踏み出せばいい。

人は、何かをやろうとするとき、完成形をイメージし、それを目標にがんばようとします。

完成形をイメージすることは大切です。とりあえずのゴールが明確でないと、どこに向かっているのかさえ分からないので、最終的にどうあるべきかを設定しておくことは絶対。

だけど、その前にもっと大事なことがあるという。

その完成形を完成させなきゃ意味ない。です。

イメージした完成形に辿りつくまで一気に行こうとしてしまう。

イメージした完成形に捉われすぎて、「早く終わらせよう」と思ってしまうのです。

だけど実は、その過程は想像以上に高い壁があり、その壁にぶつかるたびにダメだダメだと余計にあせってしまいます。

何をそんなに完成を急ぐ必要があるのか。

それは、目標そのものが「完成形」に設定してしまっているからではないだろうか?

いいですか。目標というのは、「こうなりたい」というイメージしたことに向かうことではなく、今すぐ確実に「できる」ことを決める事です。

「完成させよう」ではなく、「始めよう」「今すぐ取り組もう」という意識をもつことのほうが、完成形をイメージさせ「終わらせよう」と考える事よりもずっと大事だったりするのである。

目標を「分割」して「できる」を確実にする

目標はハッキリしている方がいい。

でも、目標は確実に実行することの方が重要。

だから、目標はできることを、ハッキリさせ、確実に「する」事に意味がある。

何かを「決める」ことはいくら量産しても、何も残らないが、何かを「する」ことはたとえ、1秒でも1ミリでも大きな価値があるというもの。

とにかく目標はいますぐできるところまで「分割」することでより効果が高まります。

例えば勉強をするとき。

→問題集を解く

→問題集の中の数学を解く

→数学の問〇〇を解く

このように、目標を少しずつ分けて考えることによって、より目標は近いものとなる。

あまりにも遠いと、何からやればいいのかわからず、止まってしまいますよね。近くのものからなら、ちょっと動けば容易に取り組めます。

そして、ひとつ目標を達成できれば、また次の目標へ取りかかることができます。

それでも「全く行動できない」

そう感じるときは、目標が間違っている可能性が高いかもです。どんなにやる気がない人でも、ごく簡単なゲームなら、なんとなく楽しくなってできてしまうもの。

やる気がないから行動できない、ではない。「ごく簡単」まで目標の分割ができておらず、設定の仕方を間違えていると思った方がいいでしょう。

「この目標はどうやって分割したらいいのだろう?」と迷いそうなときは、一つ試していただきたいコツがあります。

「今から10分の間にできること」は何か、と質問してみることです。目標を分割する上で、一番小さい単位は「分」です。分で区切ることによって、今、手元や目の前にあるものでしか行動はできなくなります。

例えば自分の部屋にいて「勉強しよう」と思うなら「今すぐ10分やるとしたら、机の上に置いている数学の問題集をやろう」としぼることができます。

「今から問題集を探しに本屋へ行こう」という行動には、決してならないわけ。もっと細かくするなら「1分でこのページを解こう」などでもいいでしょう。より現実的な行動がしぼられてきます。

ここで「〇時間」だと余裕が出てしまうため、ぼーっとする時間が生じる可能性がある。綿密に計画を立てる必要はありません。

重要なのは「今、この瞬間」どうスタートするかです。考え込む前に、まずは目標を小さい単位にして動き始めましょう。

「はじめの一歩」を成功させよ

やる気を失っているときは、心だけでなく全身にも影響が及んでいます。姿勢も凝り固まる、寝転がったまま動けない、などの経験がある人も多いのではないでしょうか。

まずは、ちょっとでもいいので体を動かしてみよう。ほんとに指先をちょっと、でもいい。ぐっ、と手を握り締めるのでも構いません。簡単に動かせるところ、手などを動かすことによって、実は気持ちというのは高まります。

その理由は、ちょっとした「成功体験」を味わえるところにある。

「あっ、動かせた」と思うことで「何も思い通りに行かないんだ」という気持ちから、状況を変えることができます。指先だけでもちょっとしたはずみになるのです。

ゼロからいきなりダッシュするのは誰でもきついと思います。でも、歩いている所からダッシュしろ、と言われれば、「あぁ、まあ、はい」みたいな感じで、できないことはないはず。

一歩でも動かしていくことが、より大きな動きにとって非常に重要。

これは朝起きられないときにも使えます。「手を動かせた」からそのままの勢いで、ちょっと起きてみるか…というように。もしくは足をあげて、その反動で起きる、というのもやりやすいです。全体が動きづらいのでしたら、一挙手一投足で、一歩でも1ミリでもいいので体を動かすという所からスタートしていくといいでしょう。

さらにこれは話しかけたい人、親しくなりたい人がいるときにも使えたりする。一歩でもいいからその人に近づいてみる。話しかけたい、と思いつつも動けないままでいると、そのまま時間が過ぎてしまう。

一歩でもいいから距離を詰めてみよう。すると「行きたくても行けない」から、そのまま「…あ、ちょっと行ってみるか?」に変わります。

もし行けなかったとしても、一歩でも近づいたという事が軽い成功体験になるのです。「やりたくても何もできない」よりは進むことができますね。

「少しだけ」スキルは意外に有効

「よし、するぞ!」と言うと、なんだかハードルが高く感じられて、やりづらくなってしまいますね。こういうときこそ「1分でもいいからやってみよう」もっと言えば「1秒でもいいから机に座ろう」と考え、動いてみるといいでしょう。

実際座ってみると、1秒や1分なんて、あっという間。

そしてそのまま、やり始めると、普通にできてしまうもの。とりあえずハードルを下げて、ちょっとだけやってみる。

一部だけ、限定したほんの少しの時間だけ、ちょっとでもいいからやろう、という動きが大切になってくる。この「ほんの少し」が蓄積していくことにより、最終的に取り組んだ時間はかなり増えることになります。

ちょうど、1円ずつでも貯金箱に貯まると大金になるように、あなたのやりきった時間も大きなものになる。

これは仕事中のコミュニケーションでも有効です。

例えば、上司を呼び止めて何か話さないといけないときも、ただ「話があります」ではなく「1分だけ、お話ししたいことがあります」「1分だけ、軽くミーティングしてもよろしいでしょうか」など言ってみよう。

ごく限定された時間を提示されることによって、上司にも「あぁ、まあそれくらいなら…」と思ってもらえる可能性が高くなりはずです。

このように、自分を高めるためにも、周囲の人の気持ちを動かしたいときにも「1分だけ」を使うのは非常にアリだし、意外と「すごいスキル」だったりするのだ。