「ゲン担ぎ」って効果あるの?思い当たる3つの効果

「ゲン担ぎ」って効果あるの?思い当たる3つの効果

今回は、すこし、くだらないことを考えてみた。

「ゲン担ぎ」をするスポーツ選手が多くいることは誰しもご存知でしょう。

例えば、「スパイクを必ず左から履く」など、行動一つ一つにこだわり続けた元プロ野球選手「イチロー」さんのゲン担ぎは有名です。(イチローさんに関しては、ルーティーンともいうが、ここではゲン担ぎということにしておこう)

スポーツには、体力や筋力などフィジカルな面と、精神力や持久力などメンタル面の二つのコンディションが万全でないと大舞台で結果を残すことは難しいとされている。

特にメンタル面は精神的な部分に作用するだけでなく、それが肉体にも影響を与えるとなると、スポーツの世界では気持的に手助けとなる「ゲン担ぎ」によって精神安定し、それが「やる気」となりいい結果に結びつくジンクスがあるのだろう。

そもそも、「ゲンを担ぐ」とはどういうこと?

言い換えると、「縁起を担ぐ」ともいいます。

ある物事に対して、以前行って良い結果が出た場合、再び良い結果が出るように願いを込めて、何度も同じことを行うことを「ゲン(験)を担ぐ」という。

さて、何でもロジカルに考える人の多くは、ゲン担ぎや運、ジンクスといった「目に見えないチカラ」は所詮、非科学的で迷信だと認識しているかもしれません。

だが、冒頭で紹介したとおり、イチローさんのようなトップアスリートを始め、将棋界のレジェンドとして知られる羽生善治氏、芸能界の大御所こと西川きよし氏、「世界のキタノ」と呼ばれるまでに才能を開花させ、多方面で名を馳せている北野武氏。

俗にいう各界の成功者と呼ばれる偉人達に共通していることに、「ゲンを担ぐ」事を人一倍大切にしているという。

この非論理的且つ、非科学的な「ゲン担ぎ」には、どういった効果をもたらすのだろうか。

ゲン担ぎの効果を考えてみた

ゲンを担ぐって、ホントに効果あるのだろうか。僕なりにちょっと考えてみました。

一つは、「伸長案の再現性が高い」伸長案とは、「うまくいった要因」を意味します。

人は、物事に対し、うまくいかないことがあると、「どうしてできなかったのだろうか?」という改善案ばかりに注目しがちです。

一方、うまくいった経験に関しては、「どうしてうまくいったのだろうか?」と冷静にその要因を突き止めることはなかなかしません。

なぜなら、成功体験は、うれしいあまり喜びに浸り、それがゴールだと勘違いしてしまうからです。

失敗に原因があるなら、成功にもその原因がある。

なぜ成功したのか? 動作なのか? タイミングなのか? 今日食べた物の影響なのか?・・・

など、事細かく「うまくいった要因(伸長案)」を徹底的に突き止め、再びそれを正確に再現させないといけない。

一見、不思議な儀式に見える「ゲン担ぎ」も、成功体験の再現ではないかと考察する。

成功者達は、成功要因の追求と高い再現性を「ゲン担ぎ」という儀式に置き換えているのではないでしょうか?

二つ目の要因は、「信じる心」

「ゲン担ぎ」やジンクス、運などを大切にする方たちは、「信じる心」の持ち主です。悪い言い方をすると、「ダマされやすい人」「バカ正直な人」、いい言い方をすると「愚直な人」。

自信のある人と、自信を持てない人とでは、「物事の受け止め方」に違いがある。自信がある人は、「できた」「うまくいった」という気持ちを上手に積み上げています。

これは無意識でやってる人もいれば、意識的にやっている人もいる。反対に、いまいち自信をつかめていない人は、他の人から見て「できている」と思うことも、「まだダメ」「できてない」と自分で受けとめてしまいがち。

実は、「ゲン担ぎ」は非科学的ではあるが、人の心理には大きな影響力をもっている。

次の事例を見てみよう。

ふたつの被験者のグループに対して電気ショックの実験がアメリカで行われました。

この時、痛みを和らげる薬だと言って被験者にはそれぞれ薬が渡されました。

ひとつのグループには「2ドル以上もする新薬」として渡し、

もうひとつのグループには「1錠たった10セントの薬」と言って渡しました。

実は、それぞれにわたした薬は、全て同じ薬なのですが、被験者はそれを知りません。

果たして、電気ショックの痛みはどうなったのか。

結果は、「2ドル以上もする新薬」といって渡されたグループの方が、圧倒的に痛みの軽減効果がありました。

これは、同じ薬でも値段が高いときかされただけで、「よく効く薬」だと思い込んだためです。栄養ドリンクを飲むと、なぜか元気になってきたというのも同じです。

これを心理学では、「プラシーボ効果」といいます。プラシーボ効果は別名、「偽薬効果」ともよばれ、主に医療分野に使われるものですが日常生活のあらゆる所に活用できます。

「病は気から」といいますが、渡された薬が実はただのビタミン剤だったとしても、本人が「治る薬」だと信じれば不思議と治る。

ゲンを担ぐことで、うまくいく、やる気がでる、運気が上がるなど、本人の信じる心が強ければ、「プラシーボ効果」は強く作用します。

つまり、「ゲン担ぎ」という見えないチカラをいかに信じるかで、プラシーボ効果のエネルギーは左右します。

「迷信」とはツールである

「信じるモノは救われる」。成功者の方たちは愚直な心の持ち主です。

あなたは、「迷信」というものを信じますか。信じないですよね。ふつうは。

だけど、単なる「迷信」というものは、受け止め方次第で「人生がうまくいく」かもしれない。

「あの人を信じていたのに裏切られました」「あの事を信じていたからうまくいった」こういう経験はありますね。この解釈はおかしいとおもいませんか?

「○○を信じたからこうなった。」「○○を信じたがこうならなかった。」

そうです。「信じた」そのあとの結果に注目してしまっている。実は「信じる」という行為には、その行為自体に意味があり、信じたあとの結果にはあまり関係がありません。

そもそもなぜ、「迷信」というものが生まれたのでしょうか?

人が持つ力や能力、科学のチカラをもっても、どうしてもコントロールできないことがたくさんあります。例えば、天気。地震や雷などの災害。これだけ科学が進歩していても今だかつてコントロールできません。

他にも、自分の将来という未来は何が起きるかわかりません。人は、自分ではどうにもできない、自分でコントロールができないことに対して強烈な不安を感じる生き物です。

「迷信」というのは、自分でコントロールできないようなことを、「できる」と感じさせてくれるために生れたとされる。すると、自分でこうすればコントロールできると考え、安心して行動したり、不安を取り除き自信を生み出す効果があった。

つまり迷信は、「不安を取り除き、自信を持たせるため」のツールとして扱われたといわれています。

わかりますか?「迷信を信じたが、何もうまくいかなかった。」

迷信に結果を求めてはいけない、迷信というツールは、行動に対する不安を取り除き、自信をもってやる気を起こさせるエネルギーです。

素直に信じる行為そのものにより、「迷信」という「不安を取り除き、自信を持たせるため」のツールは最大限に発揮する。

3つ目の私が思う「ゲン担ぎ」効果は、「習慣化」。

続ける事です。成功者は信じることを素直に続けるチカラがある。もしかすると、うまくいった経験の「ゲン担ぎ」は愚直に継続させることで成功パターンが身につくのかもしれません。