「不安」との付き合い方を考えてみた

「不安」との付き合い方を考えてみた

誰もがすぐに「不安]になりやすく、もっと楽観的な人になりたいと思う。

だけど、「不安」には大切な役割があり、感じにくくなってしまってはまずいことにもなりかねない。

たとえば、ケガをすると痛みを感じるよね。

痛みは、「身体に何らかの異常や異変が起きてるぞ」と知らせてくれるサインです。「痛い」という感覚がなかったら、危険を察知したり、回避することができず、ケガや病気を繰り返したり、命の危険につながることもあるわけです。

痛みという「感覚」は、人の身体や命を守る、生命活動に欠かせない役割を持っているということ。

これと同じで、不安という「感情」も僕たちの身体を守るために、何かを伝えているのです。

不安という「感情」と痛みという「感覚」は違うようで実はどちらも同じ、危険を察知し回避しようとしてくれるための防衛反応。

不安になる、痛みを感じるサインで、僕たちを危険から「守ってくれている」ということなんだな。

不安になるということは、「安全でないから気をつけろ」というサインです。極論でいってしまうと、「察知能力がある」ともいえます。

だから、不安を感じる自分を「弱い人間だ」「もっと強くならなくては」などと責めることはおかしな話だったりする。

危険を知らせてくれる機能がしっかりと作動している証拠なので、不安になることで、むしろ「安心するべきこと」なのです。

おかしな解釈でしょうか?

だけど、不安を感じるから、事態を改善するための行動を起こすことができる。

不安になることで「どうしよう」と思うだけにとらわれてしまうのはしかたがないとしても、すぐに「どうすれば」に考えをシフトさせ、最悪の事態を回避させるために「不安を上手く利用する」のがじつはベストなのかもしれません。

あなたがなりたいと思っている楽観的な人というのは、不安にならない人ではなく、不安を利用できる、不安との付き合い方が上手な人なのだ。

不安になってる自分を「自分」で教える

不安というのは「ただの感情」です。「気をつけたほうがいいよ」と、知らせてくれいるだけ。

なのに、不安に振り回されてしまうのは、「不安が自分の人生に大きな影響を与える」というぐらい大きな存在に見ているからです。

だから、不安の苦しみから抜け出すには、不安は「単なる感情」という、本来のポジションに戻してあげればいいだけなのではないでしょうか。

不安はタダの感情だ、とはいってもその感情は決していいものではなく、それにかなり強力な感情です。

先ほど、痛みの感覚と同じだといいましたが、ケガをしたときの「痛てー!」という感覚はすぐにどうにかしようと関変えこむことなく対処しようとしますが、不安になる感情は、まだ何も起きてもいないにもかからわず、イヤな気持ちになってします。

それは、不安を「怖いもの」として捉え、てしまうからです。

不安を感じることに怖れてしまうと、その不安の影響力はだんだんと大きくなり、その人の生活を支配するようになってしまうのです。

なので、不安にすべてをコントロールされないためには、不安とはただの感情なので、「怖れるものではない」と認識することが非常に必要になってくる。

不安は、ただの不安です。それ以上余計な意味づけをしないようにしなくてはいけない。

じゃぁ、どうすれば不安は怖いものではなく、タダの感情だと思えるようになるのでしょうか?

まずするべきことは、不安が襲ってきたら、自分に話しかけてみて下さい。

心の中で、(おいおい、お前、なんかふあんになってるぞ)というように、不安になってる自分を、イメージ的には、斜め上に幽体離脱したもう一人の俯瞰した状態で、話しかけてみて下さい。

これ、すごく効果アリなのでやってみて下さい。自分に話しかけることをセルフトークっていいますが、第三者の目線で自らはなしかけてみるだけで、スーッと不安の感情が、他人事のように思え、かなり楽になるはずです。

「今現在」に集中すれば不安は消える

不安を強く感じているときというのは、「今現在」をありのままに見ていません。頭の中が、まだ起こってもいない未来に行ってしまうしまうので、「今現在」をしっかりと見ることができなくなってしまうのです。

未来はいつだって不安だが、「今現在」はまだ、安心なはず。未来には必ず、「まだ知らない要素」がありますので、そのことばかりを考えていると、今現在の安心さえも、不安になってしまう。

なので、頭を「今現在」に集中することで、未来のことを考える余地をなくし、未来の不安をわざわざ前倒しする必要なんてないわけ。

誰でも、「今現在」に集中して、他のことを考えられなくなった瞬間はあると思います。ゲームをしているときだったり、スポーツをしているときだったり、映画を観ているときだったり、今やっていることに「没頭」しているときは、未来のことが頭に浮かんできて、不安になることはないと思います。

だから、「今現在」に集中することを増やしていけば、自然と不安を感じる時間は減っていく。「今現在」に集中するためには、好きなことをするという方法がありまが、常に好きなことばかりできるわけではないでしょう。

どんなことでも、「いかに楽しめるか」が大切で、今していることに、めちゃんこハマルことがカギとなります。

「今現在」の目の前のことに没頭するには「クソまじめになる」も重要です。

たとえば、もし、今あなたが誰かと話をしているのなら、目の前にいる人の話に心から耳を傾けてメチャクチャ真剣に聞く。御飯を食べているのなら、しっかりと味わって食べるのです。

初めは、何をしていても、いろいろな思考が入り込んでくるでしょう。人の話を聞いているときに、「この人は自信があっていいな~」「それに比べて自分は・・・」などと、自分を責める思考が始まるかもしれません。そんな自分の思考に気がついたら、もう一度、相手の話に集中を戻せばいいのです。

何をやっていても、目の前のことに心を込める。何らかの思考が浮かんできたら、それをストップし、また目の前の作業に集中を戻す。これを繰り返していくことで、「今現在」に集中する時間を長くすることができます。

ここで注意しなくてはいけないことは、集中が途切れて、別の思考思考が浮かんできても、そんな自分を「責めない」こと。

自分を責めてしまうということは、頭の中が、「過去」に行っているといことです。それでは、集中は「今現在」に向いていない、ということになります。

だから、自分を何も評価することなしに、気がそれたら、ただ「今現在」やっていることに集中を戻すだけでいいのである。

他人と比較すると不安は止まらない

不安に振り回されない自分をつくるには、やはり訓練は必要で、長いプロセスを要するやもしれません。

その途中で他人を見て、「あの人はすごいな~」「自分はまだこんな段階にいるのに」と、あえて自分が落ち込むような見方をしたり、「自分は本当に大丈夫なのだろうか」と、さらに不安に陥ったりする人もいます。

また、不安に負けないようになってきても、不安症状が出てくることがあります。すると、「自分は全然良くなってないじゃないか」と、絶望してしまうこともあるかもしれません。

不安になると、どうしても他人の中の、「自分より良くできている部分」を見たり、「ダメだったときの未来の自分」をイメージしてしまい、さらに自分を追い込んでいしまうことがあります。

しかし、そんなときこそ、セルフトークで自分に話しかけてやろう。

自分は自分でいい。自分のサイズにあった幸せを探して受け止めていけばいい。

自分で自分の事をどう思うか。それは他人からどう思われるかよりも、はるかに重要なのだ。