ここらでひとつ「正しい努力」について紐解いてみた

ここらでひとつ「正しい努力」について紐解いてみた

努力にムダな事は一切ありません。

ですが、ムダな努力はなくとも、必ずしも「報われるとは限らない」ともいわれたりしてます。

ここでいう、「報われる」とは、「人に与えた恩恵や、目標や希望を叶えるための労に対して、それに見合うだけのものが返ってくる」という意味らしいです。

つまり、努力が報われるとは、レベルが上がり上達することではなく、ちゃんと成果として表す結果を生み出すことをいいます。

あなたの努力は報われる権利がある。ちゃんと、自分にとっても、他者にとっても、報われ幸せになるだけの結果を受け入れる権利があるのです。

そのためには、努力する頑張るあなたは、ある決断をしなくてはいけない。

それは、 “ 苦手はことを徹底的にやらない ” ことを決断すること。

断言しますが、報われない努力とは、すなわち「苦手分野を克服しようとする努力」なのです。

詳しい内容は以下の記事をご覧ください。

やってはいけない!報われない努力がある!?

ということは、苦手なことではなく、得意なことに努力しようって僕が言いたがってるのは容易に察知できたと思います。

じつはその通りで、得意とすることに努力をするということは、「あなたが輝ける場所で、誰よりも努力する」ということです。

自分がトップを目指せる場所を選択し、そこで自己ベストを発揮することが、正しい努力といえます。

自分がトップを目指せる場所というのは、独自の差別化した市場で想像できる場所のことをいいます。

また、自己ベストを発揮するとは、「何かになる」ことではなく、自分レベルの得意分野で「どう取り組むか」であり、それが正しい努力です。そしてそれこそが、「自分の夢を叶える」という本質的なことにつながってくる。

この説明だけでは、「?」でしょうから、これから順に説明していきましょう。

二流の中のトップを目指そう

A君は水泳が得意です。幼少期の頃から二十歳までスイミングスクールにまじめに通い続けるほど水泳が大好きで唯一の得意分野です。

高校ではインターハイ出場の実績もある。そんなA 君の子どもの頃からの夢は水泳でオリンピックに出場することだった。

しかし、そんな水泳が得意なA君は残念ながら世界水泳に出場できるほどの一流レベルではなく、精々二流レベルだったのです。

唯一得意な水泳が二流レベルだとA君自身も自覚していて、それに年も二十歳を過ぎていることもあり、今jから努力してオリンピックを目指そうとは思わなかった。夢を諦めざるを得ないと思った。

ですが、確かにA君はオリンピックという夢の舞台は諦めたかもしれないが、オリンピックという場所の選択をやめただけであって、夢の舞台で輝くことをあきらめたわけではない。

夢を叶えるとは、何も特定の場所に限ったことではなく、自分が唯一「輝ける場所」でトップを勝ち取ることである。

A君の水泳レベルが二流だというなら、「二流の中のトップ」を目指すべきであり、努力次第で勝てると見込んだ場所を目指すことが大切。

一流と同じ土俵で、勝負を挑むというのはあまりにも難易度が高すぎるし、あまりにも非効率です。

だから、同じレベルのポジションで戦いを挑むのではなく、別レベルのポジションで夢を創造するという視点が大切になる。

つまり、自分なら勝てる場所で、一流に負けない結果を掴み、一流にまけない輝き方をすればいいのです。

例えばA君は水泳でオリンピックでは勝てない。世界に対抗できる一流ではないかもしれないが、他の分野で勝つことはできる。この他の分野を「掛け算で、差別化して創造していく」ということです。

わかりずらいですよね。もう少し具体的に説明します。

得意なのが水泳だとしても、プロのスイマーにはなれない。だけど、水泳という得意分野を生かしたいし、努力もしたい。

ならば、「水泳×インストラクター」を掛けたらどうなるだろうか?

オリンピックや世界水泳にでれなくとも、スイミングスクール、フィットネスクラブ、スポーツジムなどで子供から高齢者まで幅広く水泳の指導など、全く違う分野で活躍できるようになる。

ですが、水泳インストラクターを目指すのであれば水泳もインストラクターとしての能力も、共に二流以上のレベルを要します。

いくら水泳が得意な人であったとしても、水泳インストラクターになることさえ儚い夢で諦めざるを得ない人も当然います。

そんな人はたとえば、「水泳×プール」を掛けたらどうだろうか。

水中エアロビクス、水中歩行の指導や、プールの監視など、インストラクターの資格がなくとも得意分野を生かすことはできるはずです。

水泳に関わる仕事なら他にも、ライフセーバー、水泳の審判員、スポーツ栄養士など、得意とする水泳で活躍できる場所はたくさんあります。

つまり、「掛け算で、差別化して創造する」というのは、自分が唯一得意とする分野の中で、トップを目指せる差別化した市場で輝くこと」を意味します。

自分が得意だと思っていることを生かすには、何も超一流でなくてもいい、二流でも三流でも、自分が唯一輝ける場所でトップを目指し、そこでベストな努力をつくせることが、「夢」を叶えるといえるのではないだろうか。

夢を叶えるとは「何者かになる」ことだけではない

しかし中には、位を下げた別の分野を目指すのは「諦め」であり、それは「逃げ」だという人もいるかもしれません。

先ほどの水泳でたとえるなら、プロのスイマーを諦め、インストラクターを目指すことは「夢」でもなんでもない。何歳になっても、目指すべき「夢」をあきらめてはいけない。と。

夢に生きるか、現実に生きるかはその人の自由だが、どちらにしても、「努力」が必要であることは確かです。

では、お尋ねしますが、仮に今からプロのスイマーを目指すために「10」の努力が必要だった場合、おそらく「10」の努力をしようと励むでしょう。

それがもし、インストラクターを目指すことになったとき、「8」の努力でインストラクターになれるだろうか?おそらくプロのスイマーを目指す時と同じで「10」の努力を必要とするはずです。なぜなら、現実のあなたの能力が「10」の努力をしない限り、インストラクターでさえなれないレベルだからです。

プロのスイマーを諦め、インストラクターに格下げする羽目になったとして、「8」の努力しかしなかったら、おそらくインストラクターにはなれないでしょう。

多くの人は、「努力は必ず報われる」といいます。また同時に多くに人は「努力をしたからといって必ず報われるとは限らない」ともいいます。

両者の言い分は違うとらえ方をしているように聞こえますが、結局どちらの考え方も同じではないでしょうか。

「努力する = 結果がでる」「努力しない = 結果がでない」「努力した = 結果はだせない」など、どれもこれも結局は、努力に対して「結果」を求めてしまっています。

努力とは、結果を出すまでのプロセスであり、できる限りの「自己ベスト」を尽くし、「継続し続けること」ができる行為を努力という。

努力したからといって必ず結果がでるわけではなく、結果が出そうにないから努力に意味を持たないわけではありません。結果を出すためにベストを尽し、継続させているかどうかが、努力しているか、していないかの違いです。

また、結果を求めていなくとも、とりあえず努力はしておこう、という無鉄砲ながんばりはよろしくありません。

そして、夢を叶えるとは、特定の分野になることだけを目指すのではなく、努力という自己ベストを継続した先に打どりつく、トップを目指せる差別化した分野で輝くことである。

つまり、正しい努力とは、自分の得意分野をもって、トップを目指せる差別化した分野を選択し、自分なりのベストを継続し続けること。

現実的な「夢」を叶える方法

第一志望の大学にいけなくとも、第二志望でもそこでベストを尽くせば夢を諦めたことにはなりません。

夢を諦めるというのは、目指すべきことにベストを尽くすことをやめてしまうことであって、「何者かになる」ことをやめてしまことではない。

じゃないと世の中のほとんどの人が、夢をあきらめたことになってしまいませんか?

プロのサッカー選手に慣れた人は夢を叶えた人で、地域のサッカーチームのコーチになった人は夢を叶えられなかった人ですか?

そんなわけないですよね。肩書が違うだけであって、それぞれ差別化した輝きを放っているはずです。

先ほどから「差別化」という言葉を使っていますが、多くの人は差別化を、「他者とは違うこと」だと解釈してしまっているかもしれません。

差別化とは、「自分の価値観を自分で認識しているオリジナリティ」のことをいう。他人と被ってしまうと差別化とはいわないのなら、世の中に差別化は存在しないことになります。なぜなら、他人のすべては同じ「人間」ですから。

別に詭弁をいっているわけではなくて、差別化とは、他人との違いで比べることではないということ。

差別化とは自分独自のオリジナリティを生み出すことだといいました。

オリジナリティを生み出すには、自分のできることを点で捉えるのではなく、「キュレーション」のネットワークで捉える姿勢が必要です。

キュレーションとは、自分が収集した情報を特定のテーマに沿って編集し、そこに新たな意味や価値を付与することです。

つまり、自分のオリジナリティ(価値観)は、この世にあるあらゆるものから、自分が持っているキュレーションの中から組み合わせを選び編集し、どうやって役立てるかという視点を持つことを「差別化」という。

一般的な会社や企業がやっているマーケティングでの差別化戦略は必ず「他者が何をやっているか」から始まります。よくある、X軸とY軸にパラメーターをつけて4つの象限に分け、競合他社を座標で示し、空いているスペースを狙おう、といった具合です。

こうした方法は自身の好き嫌いを無視し、消去法で残った部分を選んでいるにすぎません。たまたまそのエリアが自分のやりたいことと合致したら良いですが、そんな運任せの方法はアイディア実現の可能性を上げることにはつながらない。

なので、自分自分の差別化をする場合は「誰かと異なること」を目指すのではなく、「自分自身の真の価値を引き出すこと」を意識しましょう。

多くの人が失敗するのは、中途半端に他人の意見に迎合し、中途半端に独自性を出すからです。自分自身の価値観に正直になること。自分の直感を信じるともいいます。

これこそが、何よりも付加価値を創るエッセンスとなり、オリジナリティある「自己差別化努力戦略」であり、現実的な夢を叶える方法ではないでしょうか。